返戻率が高い接骨院の共通点|改善した3つの実例と対策

毎月の返戻、どのくらいありますか?「また返ってきた…」そのため息、実はあなただけじゃありません。でも、返戻が多い院には共通した理由があるんです。今回は、実際に返戻率を大幅に改善した3つの事例とともに、その対策をお伝えします。

返戻率の問題を抱える接骨院

返戻率の業界平均と「危険水域」

まず、知っておいていただきたい数字があります。接骨院業界における返戻率の平均は5~8%程度。これを基準に考えると、自院の状況が見えてきます。

返戻率の目安

  • 優良: 3%以下 – 非常に良好な状態
  • 平均: 5~8% – 業界標準レベル
  • 注意: 10~12% – 改善が必要な状態
  • 危険: 15%以上 – 早急な対策が必須

返戻率が15%を超えると、単に入金が遅れるだけでなく、保険者からの監査対象になるリスクが高まります。実際、返戻率が高い院ほど、実地指導を受ける確率が上がるというデータもあるんです。

注意: 返戻率が高いと、保険者から「請求内容の精度が低い」と判断され、将来的に厳しいチェックの対象になる可能性があります。早めの改善が経営の安定につながります。

では、なぜ返戻が発生するのか。その理由を知ることが、改善の第一歩です。

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返戻が多い院の5つの共通点

長年、多くの接骨院をサポートしてきて気づいたこと。返戻が多い院には、明確な共通点があります。

データで見る傾向

アイワ接骨師会に入会される前の院を分析したところ、返戻率が高い院には以下のような特徴が見られました。

共通点 該当率 主な問題
負傷原因の記載が不十分 78% 「転倒」「ぶつけた」だけでは不十分
近接部位の算定ミス 65% 同一部位として扱われる組み合わせを理解していない
医科併給のチェック漏れ 52% 整形外科との重複請求になっている
長期施術の理由書不備 48% 必要な時期に理由書を提出していない
請求期限の管理不足 35% 2年の時効を過ぎて請求できなくなる

この中でも特に多いのが、負傷原因の記載に関する返戻。「いつ、どこで、どのように」負傷したのかを具体的に記載しないと、保険者は判断できません。

よくある不十分な記載例

  • 「転倒した」→ 「12/15 自宅の階段で足を滑らせて転倒し、右手をついた」
  • 「痛くなった」→ 「12/10 重い荷物を持ち上げた際に腰部に痛みが出現」
  • 「ぶつけた」→ 「12/12 職場でドアに左肩をぶつけた」

こうした基本的なポイントを押さえるだけでも、返戻率は大きく改善します。

返戻が多い接骨院の共通点

改善事例① 返戻率15% → 3%

それでは、実際にどのように改善したのか。具体的な事例を見ていきましょう。

【事例1】東京都内・開業3年目のA接骨院

院長: 30代 / スタッフ: 柔整師2名 / 月間患者数: 約250名

改善前

15.2%

返戻率

月平均38件の返戻

改善後(6ヶ月)

3.1%

返戻率

月平均8件の返戻

何を変えたのか

A院長は、開業当初から自分でレセプト請求を行っていました。レセコンの操作には慣れていたものの、返戻が毎月30件以上発生。再請求の作業に追われ、夜遅くまで事務作業をする日々が続いていたそうです。

「患者さんの施術に集中したいのに、事務作業で時間が取られる。これじゃ何のために開業したのか分からない…」そんな悩みを抱えていたA院長が、アイワ接骨師会に相談されたのが転機でした。

改善のポイント

  1. 事前審査の徹底
    30年以上の経験を持つ審査担当者が、提出前にレセプトを細かくチェック。負傷原因の記載不足や近接部位の算定ミスを事前に発見し、修正してから提出するようになりました。
  2. 返戻理由の分析とフィードバック
    返戻が発生した場合も、その理由を詳しく分析。A院長にフィードバックすることで、同じミスを繰り返さない仕組みを作りました。
  3. 長期施術の管理サポート
    長期施術になりそうな患者さんのリストを管理し、理由書の提出時期を事前にお知らせ。提出漏れによる返戻がゼロになりました。

結果として、6ヶ月後には返戻率が3.1%まで改善。「事務作業の時間が劇的に減り、患者さんとじっくり向き合えるようになった」とA院長。今では分院展開も視野に入れているそうです。

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改善事例② 査定で月20万円の減収

【事例2】神奈川県・開業5年目のB接骨院

院長: 40代 / スタッフ: 柔整師3名、受付1名 / 月間患者数: 約400名

改善前

20万円

月間査定額

返戻率12.8%

改善後(3ヶ月)

3万円

月間査定額

返戻率4.2%

どう立て直したか

B院の問題は深刻でした。返戻だけでなく、査定(減額)による減収が月20万円にも達していたんです。年間で計算すると240万円の損失。これは小規模な接骨院にとって、存続に関わる大きな問題です。

特に問題だったのが医科併給。患者さんが整形外科にも通っている場合、同じ部位は請求できないというルールがあります。でも、B院ではこのチェックが甘く、結果として多くの請求が査定されていました。

医科併給とは: 整形外科(医科)と接骨院の両方で同じ部位の治療を受けている場合、原則として医科が優先されます。接骨院は請求できないため、患者さんに必ず確認が必要です。

立て直しのステップ

  1. 患者情報の徹底確認
    初診時と月初めに、「他の医療機関に通っていますか?」という確認を義務化。カルテにも明記するルールを作りました。
  2. レセプト点検システムの導入
    アイワ接骨師会の審査システムでは、医科併給の可能性がある患者さんを自動でピックアップ。確認が取れるまで請求を保留する仕組みになっています。
  3. スタッフ教育の強化
    アイワ接骨師会のセミナーに参加し、医科併給をはじめとした請求ルールを学び直し。スタッフ全員が正しい知識を共有するようになりました。

3ヶ月後、査定額は月3万円まで減少。年間で200万円以上の収入改善につながりました。「これだけの金額があれば、新しい機器も導入できるし、スタッフの待遇改善もできる。経営の選択肢が広がった」とB院長は語ります。

改善事例③ 開業3年目で行き詰まり

【事例3】埼玉県・開業3年目のC接骨院

院長: 30代 / スタッフ: 柔整師1名 / 月間患者数: 約180名

改善前

18.5%

返戻率

資金繰りが厳しく廃業も検討

改善後(4ヶ月)

4.8%

返戻率

経営が安定し新規患者も増加

サポート導入の効果

C院長のケースは、まさに「ギリギリ」の状態でした。開業3年目で返戻率18.5%。入金が遅れに遅れ、スタッフの給与支払いにも苦労する日々。「もう廃業するしかないのか…」そんな思いで相談に来られたそうです。

C院の最大の問題は、請求業務の知識不足でした。開業前の勤務先では請求業務に関わったことがなく、独学で始めたレセプト請求。基本的なルールすら理解できていない状態だったんです。

サポート内容と効果

  1. 基礎からの請求指導
    アイワ接骨師会の担当者が、負傷原因の書き方から近接部位の考え方まで、一つひとつ丁寧に指導。月1回のオンラインミーティングで、疑問点をすぐに解消できる体制を整えました。
  2. 早期入金プランの活用
    資金繰りが厳しかったため、15日後払いプランを利用。通常2~3ヶ月かかる入金を大幅に早めることで、資金繰りを改善しました。
  3. 経営セミナーへの参加
    請求業務だけでなく、接骨院経営全般についてのセミナーに参加。集患方法やスタッフ管理なども学び、総合的な経営力を向上させました。

4ヶ月後、返戻率は4.8%まで改善。入金サイクルが安定したことで心理的な余裕も生まれ、患者さんへの対応も変わったそうです。「焦りがなくなって、患者さん一人ひとりとじっくり向き合えるようになった。そうしたら口コミも増えて、新規患者さんも来てくれるようになった」とC院長。

今では月間患者数も250名を超え、2院目の開業も視野に入れているとのこと。「あの時、相談して本当によかった。廃業していたら、今の幸せはなかった」そう語るC院長の笑顔が印象的でした。

返戻率改善の成功事例

自院の返戻率をチェックする方法

「うちの返戻率って、どのくらいなんだろう?」そう思った方、今すぐ確認してみましょう。計算方法は簡単です。

返戻率の計算式

返戻率(%) = (返戻件数 ÷ 請求件数) × 100

例: 月間請求件数が250件、返戻が20件の場合
→ 20 ÷ 250 × 100 = 8%

この数字を過去6ヶ月分計算してみてください。返戻率が安定して5%以下なら良好な状態。10%を超えているようなら、早めの対策が必要です。

返戻チェックリスト

  • 負傷原因を「いつ・どこで・どのように」具体的に記載しているか
  • 近接部位のルールを正しく理解しているか
  • 患者さんが他の医療機関に通っているか毎回確認しているか
  • 長期施術になる患者さんの理由書提出時期を管理しているか
  • 請求期限(2年)を過ぎそうな案件を把握しているか
  • 返戻理由を分析し、同じミスを繰り返さない仕組みがあるか

このチェックリストで3つ以上チェックが入らなかった方は、返戻リスクが高い状態です。専門家のサポートを受けることを強くおすすめします。

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過去3ヶ月分のレセプトデータをお送りいただくだけで、
30年以上の経験を持つ専門家が詳しく分析します。

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まとめ

返戻率が高い接骨院には、明確な共通点があります。でも、適切な対策を取れば、必ず改善できるんです。

この記事のポイント

  • 返戻率の目安: 5~8%が平均、15%以上は危険水域
  • 主な返戻理由: 負傷原因の記載不足、近接部位のミス、医科併給の見落とし
  • 改善のカギ: 事前審査、返戻理由の分析、専門家のサポート
  • 効果: 返戻率3%台への改善、年間200万円以上の収入改善も可能

今回ご紹介した3つの事例は、どれも「もうダメかもしれない…」という状態から立て直した実例です。大切なのは、問題を認識し、適切なサポートを受けること。

返戻に悩む時間があったら、その時間を患者さんの施術に使いたいですよね。専門家のサポートを受けることで、あなたも本来の仕事に集中できる環境を手に入れることができます。

アイワ接骨師会のサポート

  • 30年以上の経験を持つ有資格者による事前審査
  • 返戻理由の詳しい分析とフィードバック
  • 15日後払いから入金後払いまで、5つの入金プラン
  • 定期的なセミナーで最新の請求ルールを学べる
  • 電話・メールでいつでも相談できる体制

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注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や施術を指すものとしてご理解ください。
注意: 情報については一部変更されている場合もありますので、必ず該当する関係各所にご確認ください。
整骨院や接骨院に行く際、どのようにして良い整骨院を見分けるかは重要です。正しい選択をすることで、効果的な施術が受けられ、健康を取り戻すことができます。本記事では、良い整骨院の見分け方と、避けたほうがよい整骨院の特徴について詳しく解説します。是非、参考にしてください。

整骨院を選ぶ際の重要なポイント

整骨院(接骨院)に行く前に考えるべきポイント

整骨院や接骨院に行く前に、まずは自分の症状や目的を明確にすることが大切です。たとえば、慢性的な腰痛があるのか、それともスポーツによるケガなのか。具体的な症状がわかっていると、それに応じた専門的な施術を提供している整骨院を選びやすくなります。

整骨院が提供する施術法についても、事前に調べておくといいですね。最新の施術技術を取り入れているところもあれば、昔ながらの手技療法に特化しているところも。自分に合った施術方針やアプローチを持つ整骨院を見つけることが、満足のいく施術への第一歩になります。

整骨院選びで確認したい基本事項

  • 自分の症状や目的を明確にする
  • 提供している施術法や施術の種類
  • 自宅や職場からの通いやすさ
  • 営業時間が自分のスケジュールに合うか
  • 口コミや評判の確認

さらに、整骨院の位置や営業時間も見逃せないポイント。自宅や職場から通いやすい場所にあって、営業時間が自分のスケジュールに合っていれば、通院が続けやすくなりますよね。整骨院の口コミや評判もしっかりチェックして、実際に通った人の意見を参考にすることで、より信頼性の高い選択ができます。

事前・初回通院時にチェック!良い整骨院、悪い整骨院を見分ける5つのポイント

いざ整骨院を選ぶとなると、何を基準にすればいいか迷いますよね。ここでは、良い整骨院を見分けるための5つの重要なポイントをご紹介します。初回通院の際にもこれらをチェックすることで、安心して施術を受けられる整骨院を見つけられるはずです。

地域で長年信頼されているか

地域で長年営業している整骨院は、それだけ多くの患者様に信頼されている証拠。長い歴史と豊富な経験を持つ整骨院なら、技術や知識が確かなことが期待できますよね。地元の口コミや評判を調べることで、信頼できる整骨院を見つける手がかりになります。

長期間営業している整骨院は、地域社会とのつながりも強いもの。患者様との信頼関係をしっかり築いている可能性が高いです。地域の健康イベントや講習会などに積極的に参加している整骨院なら、地域貢献にも力を入れている証。こういった整骨院は、患者様一人ひとりに対して親身に対応してくれることが期待できるため、安心して施術を受けられます。

✓ ポイント: 地域密着型で長年続いている整骨院は、それだけ地元の方々に支持され続けているということ。口コミや評判を確認して、信頼できる整骨院を見つけましょう。

周りからの評判がよい

実際に通っている人の評判は、何よりも参考になります。友人や家族、同僚などに整骨院について聞いてみてください。彼らの経験談は、ホームページだけではわからないリアルな情報を教えてくれるはず。

インターネット上の口コミサイトも活用して、多くの人が高評価をつけている整骨院を選ぶといいでしょう。特に具体的なエピソードや改善事例が紹介されている口コミは、信頼性が高いです。SNSや地域のコミュニティサイトなども有効な情報源。多くの人が整骨院についての意見を共有しているため、さまざまな視点からの評価を参考にできます。

評判の良い整骨院は、患者様への対応や施術の質が高いことが多いため、安心して通うことができるでしょう。

ホームページに施術者情報が詳細に記載されているか

信頼できる整骨院は、ホームページに施術者の経歴や資格、専門分野などの詳細な情報を公開しています。施術者の情報が明確であれば、安心して施術を受けることができますよね。逆に、情報が乏しい整骨院は信頼性に欠ける可能性があります。

施術者のプロフィールや施術方針、過去の実績などが詳細に記載されているかを確認しましょう。

ホームページでチェックすべき情報

  • 施術者の経歴や保有資格
  • 専門分野や得意な施術
  • 過去の実績や症例紹介
  • 患者様の声やレビュー
  • 施術方針や考え方

また、ホームページには患者様の声や症例紹介なども掲載されていることがあります。これらの情報は、整骨院の実績や信頼性を判断するための重要な指標。施術者の写真や動画が掲載されている場合も、実際の雰囲気やコミュニケーションスタイルを知ることができるため、安心感が高まります。

清潔感があり掃除が行き届いているか

清潔感は整骨院選びで欠かせないポイントです。院内が清潔で、掃除が行き届いているかどうかは、整骨院全体の管理体制を映す鏡のようなもの。清潔な環境は、患者様にとって安心感を与えるだけでなく、感染症の予防にもつながります。

特に施術ベッドや器具が清潔に保たれているかを確認しましょう。待合室やトイレなどの共用スペースも清潔であることが大切。これらの場所が整備されているかどうかは、整骨院の運営方針や患者様への配慮を示す指標となります。清潔な環境であれば、リラックスして施術を受けることができ、施術効果も高まることでしょう。

✓ ポイント: 清潔感は細部へのこだわりの表れ。院内の清潔さは、施術の質や患者様への配慮を示す大切なバロメーターです。

腕のよい先生が施術してくれる

最も重要なポイントは、やはり施術を行う先生の腕前。経験豊富で腕の良い先生は、患者様の症状に対して適切な施術を提供し、早期の改善を図ることができます。

初回の通院時に先生とのコミュニケーションをしっかりと行い、自分の症状や施術に対する不安を相談しましょう。先生が丁寧に説明し、患者様の意見を尊重する姿勢が見られるかを確認することが大切です。施術前にしっかりとカウンセリングを行い、患者様の状態を詳しく把握してから施術を開始する先生は信頼できます。

具体的な施術計画を説明し、目標や期待できる効果についても明確に伝えてくれる先生は、患者様との信頼関係を築くことができます。腕の良い先生は、技術だけでなく、コミュニケーション能力や患者様への配慮も兼ね備えているものです。

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行かない方がよいかも!悪い整骨院・やめたほうがいい柔道整復師の特徴と見分け方

良い整骨院の特徴がわかったところで、今度は避けるべき整骨院の特徴についても知っておきましょう。これらのポイントを押さえておくことで、残念な選択を避けることができます。

悪評が広まっているか

インターネットや口コミで悪評が多く見られる整骨院は避けた方が無難です。特に、施術の質や対応に関するネガティブな意見が多い場合、その整骨院は信頼できない可能性が高いです。悪評が多い整骨院は、患者様への対応や施術の質が一貫していないことが多く、満足のいく施術が受けられない可能性があります。

また、悪評の内容にも注意を払いましょう。同じような問題が繰り返し報告されている場合、その整骨院の問題が根深いことを示している可能性があります。たとえば、施術が雑であったり、効果が感じられなかったりする場合は、その整骨院は避けた方が良いでしょう。悪評を確認することで、リスクを減らし、より信頼できる整骨院を選ぶことができます。

⚠ 注意: 同じような悪評が複数見られる場合は要注意。一つや二つの低評価ではなく、繰り返し同じ問題が指摘されている整骨院は避けるべきです。

公式サイトの情報が不明瞭であるか

公式サイトに施術者や施術内容の情報が詳細に記載されていない場合、その整骨院は避けるべきです。情報が不明瞭な整骨院は、信頼性に欠ける可能性が高いです。施術者の経歴や資格、施術方針などが明確に記載されていない場合、その整骨院の信頼性を疑う必要があります。

また、公式サイトの更新が滞っている場合も注意が必要です。最新の情報が提供されていない整骨院は、経営が不安定である可能性があります。公式サイトの内容をしっかりと確認し、信頼できる情報が提供されているかをチェックしましょう。信頼性の高い整骨院は、公式サイトを通じて患者様に対する情報提供を積極的に行っています。

院内の清潔さに問題があるか

整骨院の清潔さは、その整骨院の全体的な品質を示しています。清掃が行き届いていない、雑然としているなどの印象を受ける場合、その整骨院は避けた方が良いでしょう。特にベッドや器具の清潔さは、施術の質や衛生管理に直結します。不潔な環境では、感染症のリスクが高まるため、注意が必要です。

また、院内の整理整頓状況も重要なポイントです。整骨院が常に清潔で整理されている場合、その整骨院は細部にまで気を配っている証拠。逆に、雑然としている整骨院は、管理体制がしっかりしていない可能性があります。

重要: 初回訪問時に院内の清潔さをしっかりチェックしましょう。待合室、施術室、トイレなど、目に見える場所の清潔さは、見えない部分の管理状況を反映しています。

接遇が悪いか

受付や施術者の対応が悪い整骨院は、患者様に対する配慮が欠けている可能性があります。初回の電話対応や、受付時の対応を観察し、親切で丁寧な対応をしてくれるかどうかを確認しましょう。患者様への配慮や丁寧な説明がない場合、その整骨院での施術は満足のいくものではないかもしれません。

さらに、施術中の態度や説明の仕方も重要です。施術者が患者様の質問に対して親身に答え、しっかりと説明してくれるかどうかは、信頼関係を築く上で重要なポイント。対応が冷たい、雑な印象を受ける場合、その整骨院は避けた方が良いでしょう。

強引な回数券の勧誘があるか

施術の効果を確かめる前に、強引に回数券を勧誘してくる整骨院は注意が必要です。患者様の状態を見極めずに営業を優先する姿勢は、信頼性に欠けると言えます。回数券の購入は、施術の効果や必要性を十分に理解した上で決定すべきです。

また、回数券の販売に対して過度に強引な態度を取る整骨院は、施術よりも売上を優先している可能性があります。施術の内容や効果について十分に説明し、患者様が納得した上での購入を促す整骨院であれば、信頼できると言えるでしょう。強引な勧誘には十分注意し、自分のペースで施術を進めることが大切です。

⚠ 注意: 初回施術前、または初回施術直後に回数券を強く勧めてくる整骨院は要注意。まずは1回の施術を受けて、相性や効果を確かめてから判断しましょう。

口コミサイトの信頼性について

口コミサイトは整骨院選びにおいて参考になりますが、全ての情報を鵜呑みにするのは危険です。特に、極端に良い評価や悪い評価は、偏った意見である可能性があります。複数のサイトを比較し、多くの評価が一致している整骨院を選ぶと良いでしょう。また、口コミの内容にも注意を払い、具体的なエピソードや詳細な説明がある評価を参考にすることをおすすめします。

さらに、口コミの信頼性を確認するためには、投稿者のプロフィールや他の投稿内容をチェックすることも有効です。実際に整骨院に通った人の意見を元に、自分にとって最適な整骨院を見つけるための参考にしましょう。また、整骨院の公式サイトやSNSも併せてチェックし、最新の情報を入手することが重要です。

信頼できる口コミの見分け方

  • 具体的な症状や施術内容が記載されている
  • 改善までの経過が詳しく書かれている
  • 良い点だけでなく、気になった点も書かれている
  • 複数のサイトで同様の評価が見られる
  • 投稿日が新しく、現状を反映している

まとめ

良い整骨院を選ぶためには、地域での評判、ホームページの情報、院内の清潔さ、施術者の腕前など、多くのポイントを総合的に判断することが重要です。悪評が多い、不明瞭な情報提供、清潔感の欠如、接遇の悪さ、強引な営業などの特徴を持つ整骨院は避けるべきです。口コミサイトも参考にしつつ、自分自身でしっかりと見極めましょう。

整骨院選びは、あなたの健康を左右する大切な決断。時間をかけて慎重に選ぶことで、信頼できる施術者との出会いがあり、症状の改善につながります。この記事でご紹介したポイントを参考に、あなたに最適な整骨院を見つけてください。

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整骨院経営をサポートします

アイワ接骨師会では、整骨院・接骨院の開業支援から
療養費請求代行まで、トータルでサポートしています

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療養費請求代行サービスって、たくさんあってどれを選べばいいか迷いますよね。開業したばかりで資金繰りが不安、返戻が多くて困っている、もっと施術に集中したい…。そんな悩みを抱えている先生方に向けて、今回は失敗しないサービスの選び方をお伝えします。

療養費請求代行サービスを検討する柔道整復師

なぜ代行サービスが必要なのか

接骨院を開業すると、施術だけでなく経営業務にも追われる日々が始まります。その中でも特に頭を悩ませるのが療養費の請求業務です。

返戻率の実態データ

実は、自院で請求業務を行っている接骨院の多くが、返戻の問題に直面しています。返戻とは、保険者から「この請求は認められません」と差し戻されること。一度返戻されると、再請求の手間がかかるだけでなく、入金が大幅に遅れてしまうんです。

開業当初は特に、請求のルールや保険者ごとの細かい違いに戸惑うことが多いもの。慣れないうちは、些細なミスで返戻されることも珍しくありません。

返戻が発生する主な理由

  • 負傷原因の記載が不十分
  • 施術部位の記載ミス
  • 長期施術の理由書が添付されていない
  • 医科併給のルール違反
  • 近接部位の算定ミス

こうした返戻を減らし、確実に療養費を受け取るために、多くの接骨院が請求代行サービスを利用しています。

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✓ 返戻が多くて入金が遅れがち
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自院対応のリスク

「請求業務ぐらい自分でできる」と考える先生もいらっしゃるでしょう。確かに、レセコンを導入すれば請求書の作成自体は可能です。

でも、問題はその後なんです。保険者からの照会への対応、返戻レセプトの再請求、長期施術の理由書作成…。これらすべてに正確に対応するには、相当な知識と経験が必要になります。

注意: 請求ミスが重なると、保険者から実地指導の対象になる可能性もあります。開業初期から正確な請求体制を整えることが、長期的な経営安定につながります。

また、入金サイクルも見逃せないポイント。通常、療養費の入金は請求から2~3ヶ月後。開業当初の資金繰りを考えると、この待ち時間は大きな負担になることもあるんです。

自院対応と代行サービスの比較

サービス選びで失敗する3つのパターン

実際に代行サービスを利用した先生方から聞こえてくる「失敗談」。同じ轍を踏まないように、よくある失敗パターンを知っておきましょう。

価格だけで選んで後悔

「手数料が安いから」という理由だけでサービスを選んでしまい、後悔するケースは意外と多いんです。

手数料が安いサービスの中には、返戻対応が別料金だったり、サポート体制が不十分だったりすることも。結果的に、自分で対応する手間が増えてしまっては本末転倒ですよね。

料金体系でチェックすべきポイント

  • 基本手数料に含まれるサービス内容
  • 返戻対応は追加料金か、基本料金に含まれるか
  • 入金サイクルごとの手数料の違い
  • 複数院経営の場合の割引制度

たとえばアイワ接骨師会の場合、手数料は1.7%から5.8%まで、請求金額や入金サイクルによって変動します。複数院を経営されている場合は、合算した請求額で手数料が計算されるため、スケールメリットが得られるんです。

サポート体制が不明確

問い合わせをしても返答が遅い、担当者がコロコロ変わる、専門的な質問に答えられない…。こうしたサポート体制の問題は、実際に契約してから気づくことが多いんです。

特に開業直後は、分からないことだらけ。「こんなとき、どうすればいいんだろう?」と思ったときに、すぐに相談できる体制があるかどうかは、とても大切なポイントです。

詳しいサポート内容を知りたい方はこちらから無料相談

レセプトチェックが甘い

「提出前のチェック体制がしっかりしているか」。これ、実はサービス選びで最も重要なポイントかもしれません。

返戻を防ぐには、提出前の事前チェックが命。でも、すべてのサービスが同じレベルのチェックをしているわけではないんです。

アイワ接骨師会の場合、30年以上の経験を持つ柔道整復師の資格保持者が審査を担当。直営100院以上のノウハウを活かした、実践的なチェック体制が整っています。

チェック項目 重要度 チェック内容
負傷原因 ★★★ 記載内容の妥当性確認
施術部位 ★★★ 近接部位の算定ルール確認
医科併給 ★★★ 整形外科との重複チェック
長期理由書 ★★☆ 添付の必要性と内容確認
請求期限 ★★★ 2年の時効管理

選定の3つのチェックポイント

それでは、実際にサービスを選ぶときに何を見れば良いのか。プロの視点から、絶対に確認すべき3つのポイントをお伝えします。

① 返戻対応の具体的な流れ

返戻が発生したとき、どのような流れで対応してくれるのか。これを契約前に必ず確認しましょう。

確認すべき具体的な内容

  • 返戻の通知方法: 電話?メール?どのぐらいのスピードで連絡が来るのか
  • 再請求の手続き: 誰が、どこまでやってくれるのか
  • 追加料金の有無: 返戻対応に別料金がかかるのか
  • サポート範囲: 理由書の作成まで依頼できるのか

アイワ接骨師会では、返戻が発生した場合も基本手数料内で対応。経験豊富なスタッフが再請求までしっかりサポートしてくれるので、先生は安心して施術に専念できます。

② 料金体系の透明性

「手数料○%」と書いてあっても、その中身をしっかり理解していますか?

料金表記で注意すべきポイント

他社の場合:
合計金額(請求額+一部負担金)に対する手数料を表示していることが多い

アイワ接骨師会の場合:
請求額のみに対する手数料を明示。分かりやすく、実際の負担額が計算しやすい

例えば、請求額が100万円で一部負担金が20万円の場合を見てみましょう。

項目 一般的な他社 アイワ接骨師会
請求額 100万円 100万円
一部負担金 20万円 20万円
手数料計算の基準 120万円(合計額) 100万円(請求額のみ)
表示手数料 3.0% 3.6%
実際の手数料 36,000円 36,000円

このように、表示上の手数料率だけで比較すると、実際の負担額が見えにくくなることがあるんです。

③ 実績と専門性

請求代行サービスを選ぶ上で、実績と専門性は欠かせない要素です。

実績で見るべきポイント

  • サービス提供年数と会員数
  • 開業支援の実績(何院サポートしてきたか)
  • 直営店舗の有無(現場の実情を理解しているか)
  • 経営状況の安定性(長期的なサポートが可能か)

アイワ接骨師会は、直営100院以上を運営するケイズグループが母体。現場で培ったノウハウを活かした、実践的なサポートが強みです。銀行からの信用格付けも「2(ほぼリスクなし)」という高評価を得ており、経営の安定性も確かなものがあります。

また、開業支援実績は200院以上。これまで多くの先生方の開業をサポートしてきた経験があるからこそ、開業時の不安にも的確にお応えできるんです。

無料相談で確認すべき5つの質問

さて、ここまでお読みいただいて「実際に相談してみようかな」と思われた方へ。無料相談を受ける際に、必ず確認しておきたい質問をまとめました。

質問1: 入金サイクルと手数料の関係は?

資金繰りは開業初期の大きな課題。早期入金を希望する場合、手数料がどれぐらい変わるのかを確認しましょう。

アイワ接骨師会の入金サイクル例

  • 15日後払い: 当月23日入金(手数料:請求額の5.8%)
  • 45日後払い: 翌月末入金(手数料:請求額の3.8%)
  • 75日後払い: 翌々月末入金(手数料:請求額の3.7%)
  • 100日後払い: 翌翌々月末入金(手数料:請求額の3.6%)
  • 入金後払い: 入金後月末(手数料:請求額の3.5%)

※請求額によって手数料率は変動します

開業当初は15日後払いで早期入金を確保し、経営が安定してきたら入金後払いに変更する、といった柔軟な対応も可能です。

質問2: 返戻が発生した場合の対応フローは?

「返戻されたレセプトをどう処理するのか」を具体的に聞いてみましょう。

  • 返戻通知はいつ、どのような方法で届くのか
  • 返戻理由の説明はしてもらえるのか
  • 再請求の手続きは誰が行うのか
  • 再請求期限の管理はしてもらえるのか
  • 返戻対応に追加料金は発生するのか

アイワ接骨師会では、電話やメールで迅速に返戻をお知らせ。返戻理由についても丁寧に説明し、再請求まで基本手数料内でしっかりサポートしています。

質問3: 審査体制の詳細は?

レセプト提出前のチェック体制について、できるだけ具体的に聞いてみてください。

確認ポイント

  • 審査を担当するのは誰か(資格保持者か、経験年数は)
  • どのような項目をチェックするのか
  • 保険者ごとの特殊ルールに対応しているか
  • チェック後のフィードバックはあるか

アイワ接骨師会の審査担当者は、30年以上の実務経験を持つ柔道整復師の資格保持者。直営院での現場経験も豊富なため、実践的な視点でレセプトをチェックできるのが強みです。

質問4: サポート体制の具体的な内容は?

困ったときに、どんなサポートが受けられるのか。これも重要なポイントです。

  • 電話やメールでの相談は何時まで可能か
  • 担当者は固定か、それとも毎回変わるのか
  • 保険請求以外の経営相談も可能か
  • セミナーや勉強会は開催しているか

アイワ接骨師会では、保険請求に関する相談はもちろん、経営や運営に関するサポートも充実。定期的にセミナーを開催しており、最新の業界情報や経営ノウハウを学ぶ機会も提供しています。

詳しい対策を知りたい方は

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質問5: 開業支援は受けられるか?

これから開業を考えている方にとって、請求代行だけでなく開業支援も受けられるかどうかは大きなポイントです。

開業支援で確認したいこと

  • 保健所への開設届の申請サポート
  • 厚生局への受領委任番号取得手続き
  • 労災指定、生活保護指定の申請サポート
  • レセコンの選定や導入支援
  • 開業に必要な備品の手配

アイワ接骨師会は、これまで200院以上の開業をサポートしてきた実績があります。開設届の申請から各種手続きまで、開業に必要なすべてのステップをしっかりサポート。開業予定日の1~3ヶ月前からのご相談がおすすめです。

よくある質問(FAQ)

契約してから実際に請求代行が始まるまで、どのぐらい時間がかかりますか?
開業予定日の1~3ヶ月前にご相談いただくのが理想的です。厚生局への受領委任番号取得など、各種手続きには時間がかかるためです。ただし、すでに開業されている場合の師会変更であれば、比較的スムーズに切り替えが可能です。
途中で入金サイクルを変更することはできますか?
はい、可能です。経営状況に応じて、入金サイクルを変更することができます。開業当初は早期入金プランを選び、経営が安定してきたら手数料の低いプランに変更する、といった柔軟な対応ができます。
複数院を経営する場合、手数料の割引はありますか?
はい、複数院を経営される場合は、月会費と手数料にスケールメリットがあります。合算した請求額で手数料が計算されるため、院数が増えるほど手数料率が下がります。また、月会費も1院あたりの金額が割引になります。
現在使用しているレセコンはそのまま使えますか?
多くのレセコンに対応しています。レセONE、Assist、H-One、ハイパーレセ、パワーナレッジ、booster柔整、ホタット、メディカルク、レセプト太郎、レセプトヘルパー、リガメント、リピートリンク基幹システムなど、主要なレセコンに対応しています。それ以外のレセコンをお使いの場合も、一度ご相談ください。
職業賠償責任保険にも加入できますか?
はい、加入いただけます。柔道整復、鍼灸、カイロいずれにも対応しており、保険料も送金額より控除できます。詳しい金額については、お問い合わせください。
セミナーや勉強会には参加できますか?
はい、会員様向けに定期的にセミナーを開催しています。保険に関するセミナーから、経営・運営セミナー、技術セミナーまで、さまざまな学びの場をご用意しています。また、入会前から参加できるセミナーもありますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

療養費請求代行サービスを選ぶ際の3つのチェックポイント、いかがでしたでしょうか。

もう一度、おさらいしましょう

  1. 返戻対応の具体的な流れ
    返戻時の対応方法、追加料金の有無、サポート範囲を確認
  2. 料金体系の透明性
    手数料の計算基準、入金サイクルによる違い、追加費用の有無を把握
  3. 実績と専門性
    サービス提供年数、開業支援実績、審査担当者の経験をチェック

サービス選びで大切なのは、「自分の院に合ったサービスかどうか」を見極めること。手数料の安さだけでなく、サポート体制や専門性も含めて、総合的に判断することが重要です。

開業当初の資金繰りを考えると早期入金が必要かもしれません。でも、経営が安定してきたら、手数料の低いプランに切り替えることもできます。柔軟に対応できるサービスを選ぶことで、長期的な経営の安定につながるんです。

アイワ接骨師会は、直営100院以上の実績を持つケイズグループが運営。30年以上の経験と、現場で培ったノウハウを活かした、実践的なサポートを提供しています。

アイワ接骨師会のサポート体制

アイワ接骨師会が選ばれる理由

  • 柔軟な入金サイクル: 15日後払いから入金後払いまで、5つの選択肢
  • 明確な料金体系: 請求額に対する手数料を明示、追加料金なし
  • 充実のサポート: 経験豊富な有資格者による丁寧な対応
  • 返戻対応も安心: 基本手数料内で再請求までサポート
  • 開業支援の実績: 200院以上の開業をサポート
  • 学びの機会: 定期的なセミナーで最新情報を提供

療養費請求の悩みから解放されて、本来の仕事である「患者様の施術」に集中できる環境を整えませんか?

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(2024年11月加筆・修正)
注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や治療を指すものとしてご理解ください。

 

整骨院開業への第一歩

 
「自分の整骨院を開業したい」「でも、どこから始めればいいのだろう」
 
そんな悩みをお持ちの柔道整復師の先生方も多いのではないでしょうか?整骨院の開業は、大きな決断と準備が必要な一方で、夢の実現への確実な一歩となります。
 
アイワ接骨師会では、1,000件以上の整骨院開業実績があり、開業を目指す先生方の様々な不安や課題を解決してきました。このページでは、整骨院開業の具体的な手順から、成功のポイントまでをご紹介します。
 

整骨院開業のながれ

柔道整復師が独立し、整骨院を開業する際の流れは、まず事業計画の立案から始まります。整骨院開業の成功の鍵は、しっかりとした計画とその実行にあります。
 

整骨院開業の開業プロセスの基本ステップの概要(例の紹介)

整骨院の開業には計画的なステップが必要です。
 
開業するための事前準備:施術管理者の必要な条件を確認。整骨院開業を考える際、最も重要なのは「施術管理者」の要件を確認。必要な資格や経験を持っているかを確認しましょう。

1ヶ月目:市場調査を行い、ターゲット顧客や競合他社を分析。事業計画書を作成し、ビジョンや目標を明確にする。

2ヶ月目:整骨院の開業に必要な資金を計画。初期投資の見積もりや月々の運転資金、資金調達方法を検討。

3ヶ月目:物件の選定。アクセスの良さや競合との位置関係を考慮し、内覧や契約交渉を進める。

4-5ヶ月目:内装デザインを決定し、医療機器や備品を選定・購入。必要な資格や許可の申請手続きを開始。

6ヶ月目:スタッフの募集と研修。広告や宣伝活動の計画を立て、ロゴや看板、ホームページの制作を進める。

7-8ヶ月目:整骨院の開業に向けての最終準備。施術の練習や模擬受付、開業日の告知活動。

9ヶ月目:整骨院の開業。オープニングイベントを実施し、初日の運営をスタート。

10ヶ月目以降:日常業務を開始。顧客のフィードバックを収集し、サービスの改善や広告活動を継続。

計画的に進めることで、スムーズな開業を目指しましょう。

 

開業のための事業計画・ビジネスプランの作成(事業計画の書き方)

整骨院の事業計画は、ビジネスの方向性や戦略を明確にするドキュメントです。

1. イントロダクション:整骨院事業の概要やミッションを簡潔に記述。

2. 事業の目的:中長期的なビジョンや具体的な目標を設定。

3. 市場分析:ターゲット市場の特定、競合分析、市場の機会を探る。

4. 営業・マーケティング戦略:コンセプト/提供する製品/サービスの特徴、価格戦略、宣伝・広告戦略を概説。

5. 組織・管理:組織の構造や主要なメンバーの紹介。

6. 財務計画:初期投資、収益予測、キャッシュフロー計画を明記。

7. 実行計画:主要なステップや期限、リスク管理の策を列挙。

8. 結論:事業計画の要点を再確認し、事業の成功への熱意を伝える。

事業計画は、ビジネスのロードマップとしての役割を果たします。定期的な見直しを行い、変化する市場環境やビジネスの状況に応じてアップデートすることが重要です。

 

整骨院開業のための資金計画の立案と資金調達の方法を考える(資金繰りなど)

開業資金計画は、ビジネスの安定運営のための基盤を築くステップです。

1. 初期投資の算出:物件の初期費用、内装・改装、機器・備品の購入、初期在庫、ライセンス取得費などをリストアップ。

2. 開業後の月々の運転資金の予測:家賃、光熱費、人件費、材料・在庫費、広告・宣伝費などの固定・変動費を計算。

3. 収益予測:整骨院の売上の見込みや利益率を基に、収入と支出のバランスを予測。

4. 資金繰り表の作成:月ごとの収入と支出を明記し、資金の流れを確認。資金不足のリスクを事前に検討。

5. 資金調達の計画:自己資金、銀行融資、投資家からの出資など、整骨院の開業資金の調達方法を検討。

適切な資金計画は、事業の初期段階での資金繰りをスムーズにし、安定した運営をサポートします。計画を立てる際は、現実的な予測を心掛け、余裕を持った資金設計を目指しましょう。

こちらの記事もおすすめです!
整骨院の開業にかかる資金・費用・運転資金はいくら?必要資金の集め方や相場など
 

整骨院の開業にあたっての物件選びの要点と考慮すべき点(物件選びのポイント)

整骨院の開業場所選びは、成功の鍵を握る重要なステップです。

1. ターゲット顧客の居住エリア:整骨院の主要な顧客層が多く居住・集まるエリアを特定。アクセスの良さを重視し、公共交通や駐車場の利便性を確認。

2. 競合との位置関係:整骨院の密集エリアか、未開拓のエリアかを検討。競合が多い場所では、差別化の戦略が必要。

3. 物件の広さとコスト:事業内容に合わせた広さを選び、家賃の予算内で最適な物件を探す。

4. 周辺環境:治安の良さや、飲食店、銀行などの便利な施設の存在を確認。

5. 将来的な拡大の可能性:整骨院の事業拡大時に物件を変更せずに済むよう、拡張性を考慮。

6. 物件の設備と条件:基本的な設備が整っているか、契約条件や更新料を確認。
物件選びは、患者様の利便性やビジネスの成長を考慮して慎重に進めることが求められます。
 

開業する整骨院の物件選びの際には、整骨院レイアウトをイメージしておく(設計・工事)

整骨院のレイアウト設計は、患者の快適性と治療の効率性を両立させるための重要な要素です。以下に、レイアウト設計と工事における主要なポイントをまとめます。
 

1. 患者の流れを考慮

受付エリア:明るく開放的な空間を作り、患者がリラックスできるようにする。
待合室:座席の配置や雑誌、飲み物の提供など、患者の待ち時間を快適に過ごせる工夫を。
診察・治療室:プライバシーを保護し、静かな環境を確保。
 

2. 効率的なスペース利用

機器やベッドの配置を工夫し、スタッフがスムーズに動けるようにする。
必要な機器や備品をすぐに取り出せる位置に配置。
 

3. 安全性の確保

整骨院に来る患者さまのために滑りにくい床材の選定や、段差のない設計。
緊急時の避難経路や消火器の設置位置を明確にする。
 

4. 患者さまに快適な環境作り

自然光を取り入れるデザインや、適切な照明の配置。
温度や湿度を調整できる空調設備の導入。
 

5. 工事の進行管理

専門の設計士や工事業者との連携を強化し、整骨院開業にあたり計画通りの進行を確認。
開業日を考慮し、工事のスケジュール管理を徹底。
整骨院のレイアウト設計・工事は、患者の満足度向上と効率的な業務運営のための基盤となります。患者の視点を常に意識し、快適で安全な空間作りを心掛けましょう。
 

開業する整骨院に導入する医療機器と備品の選び方、購入とリースの比較

医療機器・備品の選定は、整骨院のサービス品質と患者の安全に直結します。その選定と、購入とリースの選択ポイントを以下にまとめます。

1. 必要性と頻度の確認
開業する整骨院にとって、どの機器や備品が必要かを明確にし、使用頻度を検討。

2. 安全性と認証
国の基準や規格に合致しているか、メンテナンスの容易さを確認。

3. 使いやすさ
スタッフの操作性や研修の必要性、機器のサイズやデザインを考慮。

4. 信頼性
メーカーの評価や使用実績を参考に選定。

5. 整骨院に導入する医療機器は? 購入 vs リース
購入のメリット:所有権が得られ、長期的にはコストが抑えられる。税制上の優遇措置を受けられる場合も。
購入のデメリット:初期投資が大きい。機器の陳腐化に対応するための追加投資が必要。
リースのメリット:初期投資が少なく、最新の機器を常に使用できる。故障時のサポートが受けられる場合も。
リースのデメリット:長期的にはコストが高くなる可能性。所有権が得られない。

医療機器・備品の選定には、開業する整骨院の事業の規模や予算、将来的な展望を考慮することが重要です。購入とリース、それぞれの選択にはメリット・デメリットがあるため、整骨院の運営方針や資金繰りに合わせて最適な選択を行いましょう。


 

整骨院開業申請手続き

柔道整復師として整骨院を開業する際には、必要な許可や申請手続きを適切に行うことが求められます。以下に、主要な手続きのポイントをまとめます。
 

1. 施術管理者の確保

整骨院を開業するためには、施術管理者として認定される資格を持つ者が必要です。
施術管理者は、整骨院の施術の品質や安全性を担保する役割を果たします。
 

2. 開業届の提出

市町村の保健所に、整骨院の開業届を提出する必要があります。
開業届には、施設の所在地、施術管理者の情報、施設の規模や設備などの詳細が記載されます。
 

3. 施設の検査

開業届を提出した後、保健所から施設の検査が行われます。
施設の衛生状態や設備、施術管理者の資格などが適切に準備されているかを確認します。
 

4. 開業許可の取得

施設の検査が無事に終了し、必要な基準を満たしている場合、整骨院としての許可が下ります。許可が下りた後、正式に整骨院としての営業を開始することができます。
 

5. 定期的な報告や更新

整骨院としての営業を継続するためには、定期的な報告や許可の更新が必要となる場合があります。
保健所の指示や要請に応じて、適切な手続きを行いましょう。
整骨院の開業に関する申請手続きは、患者の安全を守るための重要なステップです。手続きの内容や流れは、地域や時期によって異なる場合があるため、事前に詳しく確認しておくことをおすすめします。
 

6. 療養費請求方法の選定

療養費の請求方法を選ぶ際には、患者との円滑なコミュニケーションと効率的な手続きを両立させることが重要です。以下に、療養費請求方法の選定におけるポイントを説明します。

1. 個別請求
患者ごとに療養費を請求する方法です。正確な金額を提示し、患者の納得を得やすいですが、手間がかかる場合があります。

2. 一括請求
一定期間ごとにまとめて請求する方法です。請求書の発行回数が少なくて済み、効率的ですが、患者への説明が必要です。

3. オンライン請求
ウェブサイトやアプリを通じて療養費を請求する方法です。患者の便益性が高く、手続きの簡素化が期待できます。

4. 保険請求との統合
保険会社との提携により、療養費を保険請求と同時に行う方法です。患者の負担を軽減し、スムーズな手続きが可能です。

最適な方法は、開業する整骨院の業務スタイルや患者のニーズに合わせて選ぶことが大切です。透明性を保ち、患者の信頼を築きながら効率的な請求方法を採用しましょう。
 

柔道整復師として整骨院開業にあたっての整骨院の広告と宣伝の基本原則と戦略の立て方

効果的な広告と宣伝は、整骨院の知名度向上や新規患者の獲得に貢献します。以下に、整骨院の広告・宣伝戦略のポイントを説明します。
 

1. 開業する整骨院のターゲット顧客の特定

どの層にアピールするかを明確にし、ターゲット顧客のニーズや興味を理解します。
 

2. オンラインプレゼンスの構築

ホームページやソーシャルメディアを活用し、院の情報や特典を発信。専用のウェブサイトを設計して信頼感を高めましょう。
 

3. 口コミの活用

患者の声や体験談を積極的に取り入れ、院の評判を高める。良い口コミが広がることで信頼感がアップします。
 

4. 地域密着のアプローチ

地域イベントへの参加や地域新聞への広告掲載など、地域とのつながりを強化。
 

5. 無料体験やキャンペーン

新規患者を引き込むための無料体験施術や初回割引キャンペーンを実施。
 

6. 教育的なコンテンツ

ブログや動画で、健康情報や予防法を提供。専門知識を発信することで信頼性を高めます。
 

7. プロモーションの多様化

チラシ、ポスター、メールマガジン、オンライン広告など、複数のプロモーション手段を組み合わせる。
 

8. 効果の測定と改善

広告戦略の成果を定期的に評価し、効果の高い手法を継続、改善していく。
整骨院の広告・宣伝戦略は、院の特性や目標に合わせてカスタマイズすることが重要です。地道な努力とクリエイティブなアプローチを組み合わせ、成果を上げるための戦略を進めましょう。
 

開業にあたっての保険知識の習得・スタッフ教育・人材採用

保険知識の習得、スタッフの教育、そして適切な人材の採用は、柔道整復師として、開業する整骨院の運営と患者満足度向上に欠かせない要素です。以下にそれぞれのポイントを説明します。
 

1. 保険知識の習得

保険請求や健康保険の適用などの知識を持つことは、患者の負担軽減と信頼感の向上につながります。従業員が保険の仕組みを理解し、患者に適切なアドバイスができるよう教育しましょう。
 

2. スタッフ教育

スタッフには、専門知識だけでなく、接客スキルやコミュニケーション能力も求められます。定期的な研修やトレーニングを通じて、スタッフのスキル向上を図り、質の高いサービスを提供しましょう。
 

3. 人材採用

適切な人材を採用することは、整骨院の品質と評判を左右します。専門的な知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力やチームワークも重要です。求人広告や面接を通じて、適切な人材を選定しましょう。

これらの要素は、整骨院のプロフェッショナリズムと信頼性を高めるために欠かせません。スタッフが十分に教育され、質の高いサービスを提供できる環境を整えることが、患者の満足度向上につながります。
 

開業を成功させるためには?

整骨院の開業を成功させるには、計画的な準備と継続的な努力が必要です。以下に、開業成功のための鍵をまとめます。
 

1. 開業に対する熱意と情熱

自身の専門知識と情熱をもって事業に取り組むことが大切です。患者への真摯な対応が信頼を築きます。
 

2. 徹底した事前準備

市場調査や競合分析を行い、うまくいってる院の調査、ターゲット顧客のニーズを理解。ビジネスプランを練り、リスクを軽減するための対策を練りましょう。
 

3. プロモーションと広告

効果的な広告とプロモーション活動を通じて、知名度を高め新規患者を獲得します。オンラインプレゼンスも大切です。
 

4. 質の高いサービス提供

専門知識だけでなく、患者の声に耳を傾けて最適なケアを提供することが大切。患者満足度を高める努力を惜しまないでください。
 

5. 資金計画と効率的な運営

開業前に資金計画をしっかり立て、開業後の適切な資金繰りを確保。効率的な運営を心掛け、コスト削減や効率改善を進めましょう。
 

6. スタッフの育成と教育

スタッフの育成と教育に力を入れ、高品質な医療サービスを提供できる体制を整えましょう。
 

7. フィードバックと改善

開業後も患者からのフィードバックを受けて、改善点を見つける努力を継続。進化する状況に適応しましょう。

開業成功は簡単ではありませんが、計画的な準備と継続的な努力によって実現可能です。自身のビジョンを持ち、患者との信頼関係を築きながら、事業を築いていきましょう。
 

整骨院開業の成功に向けて

整骨院の開業を成功に導くためには、開業前の準備から開業後の運営まで、様々な要素に気を配る必要があります。独立開業は大きなチャレンジですが、適切なサポートがあれば、必ず実現できる夢です。
 

アイワ接骨師会による整骨院開業サポート

 
アイワ接骨師会では、整骨院開業を目指す柔道整復師の皆様に、以下のような包括的なサポートを提供しています:
 
1. 開業準備から開業後までのトータルサポート
– 事業計画の立案支援
– 開業資金の調達アドバイス
– 物件選定のサポート
– 各種申請手続きの代行
 
2. 充実した研修・教育プログラム
– 保険請求の実務研修
– 経営ノウハウの提供
– スタッフ教育プログラム
– 最新の治療技術セミナー
 
3. 継続的な経営支援
– レセプト請求のサポート
– 経営相談窓口の設置
– 集患支援
– 運営効率化のアドバイス
 

無料相談会のご案内

整骨院開業をお考えの先生方に向けて、毎月無料相談会を開催しています。
 
【無料相談会での相談内容例】
– 開業までのスケジュール設計
– 必要資金のシミュレーション
– 立地選定のアドバイス
– 収支計画の策定支援
 
まずは気軽にご相談ください。豊富な開業支援実績を持つ専門スタッフが、あなたの整骨院開業の夢を実現するためのロードマップを一緒に考えさせていただきます。
 
無料相談会予約・お問い合わせ
 

一人で悩まず、ぜひアイワ接骨師会にご相談ください。あなたの整骨院開業の夢を、私たちが全力でサポートいたします。

(2023年8月加筆・修正)
注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や治療を指すものとしてご理解ください。

柔道整復師業界をとりまく環境の現在の動向とは?

近年、柔道整復師の業界は多岐にわたる変化を見せています。健康志向の高まりやライフスタイルの変化に伴い、多くの人々が自然治癒力を高める治療法や独自の施術方法を求めています。

このような動向から、開業する整骨院や整骨院の数は増加傾向にあり、特に都市部では競争が激化しています。また年収も上がりづらい状況の方が増えています。

また、EMS治療やSNSを活用したマーケティングなど、新しい技術や戦略の導入が進められており、業界全体が進化を続けています。

しかし、一方で整骨院の廃業率も上昇しており、経営の難しさも指摘されています。このような状況を踏まえ、柔道整復師としての独立開業やキャリア、年収アップを考える際には、業界の動向をしっかりと把握し、経営やご自身のキャリアについて適切な戦略を立てることが大切になってきます。

整骨院経営者の年収の平均はどれくらい?

一般的に、独立開業をすると、年収が上がると思われる方が多いのではないでしょうか。
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整骨院を開業した経営者としての年収は、多くの要因によって変動します。一般的に、独立して開業し、自然にリピート患者様やその紹介が増えるなど成功した場合、柔道整復師の年収は、サラリーマンとして働く場合よりも高くなる可能性があります。

しかし、そのような状況になるまでには多くのリスクと日々の努力が大切になってきます。

整骨院の経営の成功は、年収のアップにつながりますが、施術技術だけでなく、集客力や経営戦略、地域のニーズの理解など多岐にわたるスキルが求められます。特に、新規の患者様を獲得し、リピーターとして固定の患者様を増やすことは、安定した収入を得て、年収アップのための鍵となります。

また、最近のトレンドとして、SNSやウェブサイトを活用した情報発信やオンラインでの予約受付など、デジタルマーケティングの取り組みも重要です。これにより、より多くの患者様との接点を持ち、信頼関係を築くことができます。

経営者としての収入(年収)は、経営の規模や地域、施術内容などによって大きく変わるため、一概には言えませんが、成功すれば年収1,000万円以上を目指すことも夢ではありません。

開業せずに正社員でいた場合の年収

正社員として整骨院で働く場合、年収は大きく変動することがあります。

経験やスキル、勤務地や働く整骨院の規模によっても異なります。

一般的に、都市部の整骨院では年収が高くなる傾向がありますが、地方では低めの年収の場合も。また、自分のスキルや経験を活かして、専門的な治療を提供することで、さらなる年収アップのチャンスも。

独立開業や自営業を始めた際の平均的な年収

独立して整骨院を開業する際の平均年収については、多くの要因によって異なり、その年収については、正社員の場合よりもさらに大きく差がでてきます。

初年度の平均年収は、経験、立地、サービスの質、マーケティング戦略などの要因によって変動します。

一般的に、初めての年には多くの開業者が赤字を出すこともありますが、経営戦略を適切に実施することで、収益を増加させることができ、年収をアップすることができます。成功するためには、適切なビジネスプランの策定や、顧客のニーズに応じたサービスの提供が不可欠です。また、定期的な研修や技術の更新も重要な要素となります。独立開業には成功させるために多くの施策が必要となってきますが、その分大きく年収に跳ね返ってくるのではないでしょうか。

<h5>一人での整骨院経営では、年収の調整が容易?

一人整骨院を開業した場合、年収の調整がしやすいと言われています。

整骨院を開業する際、経営の自由度が高く、自分の働き方や年収を自分で決めることができるのが大きな魅力となっています。

特に、一人での開業の場合、経費のコントロールや収益の最適化がしやすく、自分のライフスタイルや目標に合わせて年収を調整することが可能です。一人整骨院を開業した場合、固定経費が少なく、利益率が高くなる傾向にあります。

そのため、年収を増やすための戦略や取り組みを自分で考え、実行することができます。整骨院を開業する際の経営について、詳しく知りたい方は、アイワ接骨師会に相談することをおすすめします。

複数スタッフのいる院の場合はビジネスの拡大が期待できます

スタッフを持つ整骨院は、事業の拡大や多様なサービス提供が可能となります。これにより、売上をさらに上げることができ年収アップに繋がります。

複数院を経営・開業している場合

複数院を経営する際、経営効率を向上させるための方法が求められます。複数の院のデータを一元管理することで、効率的な運営が可能となります。この一元管理により、各院のデータを簡単に比較・分析することができ、経営判断の材料として活用することができ、効率的に年収をアップすることができます。

さらに、各院間の情報共有もスムーズに行えるため、患者様へのサービス向上や業務効率化にも寄与します。このようなシステムを導入することで、複数の院の経営をよりスムーズに進めることができるでしょう。アイワ接骨師会でも、まとめて療養費を請求できるなど、複数院経営に対応しています。

整骨院を開業すれば年収1,000万円以上を目指すことは実現可能?

整骨院を開業すると、自分のビジョンや戦略に基づいて経営を進めることができます。
その結果、十分な努力と適切な経営戦略を持っていれば、年収1,000万円以上を実現することも夢ではありません。

ただし、年収1,000万円以上を得る成功への道は簡単ではなく、経験や知識、そして継続的な努力が必要です。

売上と利益を把握し、目標を設定する

1.事業の利益とは?収入から必要な経費を引いたもの。
事業を運営する際、売上だけではなく、経費も考慮する必要があります。そのため、収入から必要経費を差し引いた金額が、実際に手元に残る利益となります。これを理解することは、健全な経営の基本となってきます。

2.整骨院の売上は、患者様の来院数と治療の平均料金、さらに物販の売上を合算したものです。
売上=患者様数×単価×通院回数です。
整骨院の収益は、どれだけの患者様が来院し、その平均でどれだけの料金を支払ってもらえるかに大きく依存します。さらに、整骨院内での商品販売などの収入も加わり、総売上となります。これらの要素をしっかりと把握することで、経営の方向性を明確にすることができます。

整骨院の売上を増やすには強みを打ち出すことが重要

整骨院の売上を増やすためには、自院の強みや特色を打ち出すことが重要です。これにより、競合他院との差別化を図ることができます。

整骨院の売上を伸ばすための鍵は、うまくいっている院の良いところをとりいれ、自院の独自性や強みを明確にアピールすることです。

多くの整骨院が存在する中で、自院を選んでもらうためには、何が違うのか、どんな特長や強みがあるのかをしっかりと伝えることが必要です。そのためにはうまくいってる院の良いところを取り入れることが大切です。その強みを前面に打ち出すことで、患者様の信頼を得やすくなり、結果として売上向上につながります。

整骨院の利益や売上は、開業する前の準備段階で形成されます。

整骨院を開業する際、事前の計画や準備がしっかりと行われているかどうかが、後の売上や利益に大きく影響します。適切なリサーチや戦略の策定、そして資金計画など、開業前の段階での取り組みが成功の鍵となります。

開業を成功させている先生の多くは、事前にしっかりとした目標設定を行っています。

ここでの目標設定とは「KGI・KPI・KDI」の3つを指します。
開業前に作成した事業計画が「絵に描いた餅」にならないようにするためには、KGIとKPIの達成が不可欠です。そのために明確にしなければならないのが、KDI=「どのような行動をするのか」です。

KGI:ビジネスの最終目標を定量的に評価するための指標。売上高や粗利益などがこれにあたります。

KPI:KGI を達成するための各プロセスが適切に実施されているかどうかを定量的に評価するための指標

KDI:KPI の実現のために行う行動計画を計測する数値。施策・行動を見える化をしたもの。

これらを達成するためにはレセ枚数でや、新患、再診、離反者数の年齢、性別、職業別でデータを仕分けて分析していく必要があります。

一店舗の場合、このような目標設定に付随する数値管理や分析はスタッフが入ってから始めればいいという考えの先生がいらっしゃいますが、それは間違いです。

来てくれた患者様にまた来院していただくための仕組み作りとそのために必要な数値管理は、一店舗経営でも複数店舗経営でも大きな違いはありません。「数字が苦手だ」という先生でもアイワ接骨師会が、経験豊富な専門家からのアドバイスや情報提供などしっかりサポート。整骨院経営の成功への道をサポートします。

整骨院の収益を増やすためには、自費診療のメニューを取り入れることが大切です。

健康保険の範囲外の治療やサービスを提供することで、患者様のニーズに応じた多様な選択肢を提供することができます。このような自費診療メニューは、整骨院の収益源として大きな役割を果たし、患者様からの信頼や満足度向上にも寄与します。患者様のニーズは主に患治・根治・予防にあります。そこに対して再現性や生産性の高いメニュー開発をする必要があります。

失敗しないために開業前にやっておきたいこと

成功する整骨院とそうでない整骨院の違いは、開業前の計画や取り組みにあります。しっかりとしたリサーチ、資金計画、そして市場分析など、開業前に行うべきことは多岐にわたります。これらの事前準備を怠ると、後々の経営に大きな影響を及ぼす可能性があります。

事業計画を立てる

事業計画は、整骨院の方向性や目標を明確にするための重要なツールです。市場の動向、予想収益、必要経費などを詳細にまとめることで、リスクを最小限に抑えながら効果的な経営を進めることができます。

開業後の運用費を含めた資金の準備

整骨院を開業する際、日常の運営費や予期せぬ出費に備えて、充分な資金の確保が欠かせません。

開業初期は収入が不安定な場合が多いため、年収にもバラつきが出てくることもあります。適切な資金計画を立てることで、経営の安定を図ることができます。また、突発的な出費や設備投資など、開業後に必要となる資金も考慮して、余裕を持った資金計画を策定することが重要です。

まとめ

整骨院を開業・経営する際のポイントや注意点を詳しく解説しました。成功するための準備や戦略の策定は、経営の安定と成長に直結し、ご自身の年収にも関わってきます。。これらの情報を参考に、より良い整骨院経営を目指してください。

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整骨院の経営や業界の動向、専門的なスキルや知識を深めたい方には、アイワ接骨師会がおすすめです。経験豊富な専門家からのアドバイスや情報提供を通じて、目標年収の達成など整骨院経営の成功への道をサポートします。

柔道整復師の整骨院開業を成功へ導くパートナー「アイワ接骨師会」

柔道整復師の皆様にとって、整骨院の開業は大きな一歩です。

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(2023年8月加筆・修正)
注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や治療を指すものとしてご理解ください。

整骨院を開業する際の資金、具体的にはどれくらい必要?

整骨院を開業する際の資金は、多くの要因によって変動します。しかし、整骨院の開業資金に関する不安を解消するために、平均的な開業資金の相場や必要な費用を知ることは非常に重要です。

整骨院の開業に向けての初期投資、どのようなものが考えられるか?

整骨院を開業するためには、店舗資金や医療機器の費用、広告宣伝費など、さまざまな費用が発生します。これらの費用をしっかりと計画し、適切な資金を確保することが開業の成功の鍵となります。

1. 整骨院を開業する店舗の物件選びと資金:物件の広さが資金にどのように影響するのかを解説

整骨院を開業する際、最も大きな出費の一つが店舗の資金です。特に、物件の広さは資金の必要額に大きく影響します。例えば、広い物件を選ぶと家賃が高くなり、内装や設備のコストも増加します。

一方、狭い物件は初期投資を抑えることができますが、将来的に開業した整骨院が拡大する際の制約となる可能性があります。物件の広さを選ぶ際は、開業のビジョンや目標、将来の展望を考慮しながら、適切な広さとコストを見極め、資金を準備することが重要です。

整骨院の物件を契約する歳には、平均的には、物件の広さに応じて100〜150万円の資金が必要とされています。

2. 治療機器の選び方:新品と中古、中古にするか否か?

整骨院を開業する際、治療に必要な物療機器の購入は大きな出費となります。新品の医療機器は高価であるため、限られた資金の中で、初期投資を抑えるために中古医療機器を活用することが考えられます。

整骨院に使う中古医療機器は、新品に比べて価格が手頃でありながら、品質や機能面での問題が少ないものも多いです。

そのため、開業する店舗に合わせた、適切な中古医療機器を選ぶことで、200〜300万円程度の費用で高品質な機器を導入することが可能です。しかし、中古医療機器を選ぶ際は、機器の状態や保証内容をしっかりと確認することが重要です。これらをしっかりと見極めることで、必要とする資金を抑えることが可能です。

3. 整骨院に集客するための広告宣伝費の適切な設定方法:効果的な宣伝を行うためのポイント

整骨院の広告宣伝費は、ビジネスの成功に直結する重要な投資です。そのため、費用対効果をしっかりと意識することが求められます。15〜50万円の広告予算を考える際、どれだけのリターンが期待できるのか、またその効果をどのように測定するのかを理解することが大切です。

特に、ROAS(Return On Advertising Spend)という指標を活用することで、投入した広告費に対してどれだけの整骨院の売上が得られたかを把握することができます。この数値が高ければ、広告の費用対効果が高いと評価できます。

適切な広告戦略を立て、常に費用対効果を最適化することで、限られた資金の中で、より多くの顧客を獲得し、ビジネスの成長を実現できます。

開業する整骨院の運転資金の一覧、月々の経費はどれくらいか把握する

運転資金は、整骨院の日常業務をスムーズに進めるための資金です。家賃や人件費、通信費など、さまざまな費用が含まれます。

整骨院運営にかかる固定費
これらの費用は、整骨院事業の規模や売上に関係なく、一定の期間ごとに発生する費用です。
①地代・家賃
②人件費(固定給の場合)
④リース代
⑤組合費・保険料
③通信費(固定料金の場合)

整骨院運営にかかる変動費
これらの費用は、整骨院事業の規模や売上に応じて変動する費用です。
②人件費(売上に応じたボーナスやインセンティブの場合)
③通信費(使用量に応じた場合)
⑥仕入費用
⑦水道光熱費
⑧消耗品費
⑨宣伝・広告費
⑩その他(特定のイベントや状況に応じて発生する費用)

注意点として、一部の費用は固定費と変動費のどちらにも該当する場合があります。例えば、人件費や通信費は、契約内容や使用状況によって固定費としても変動費としても扱われることがあります。具体的な契約内容や実際の運営状況に応じて、適切に分類することが重要です。

開業する整骨院の固定費を見直し、経費を抑えよう

ビジネスを運営する際、固定費は避けられない経費の一部です。限られた資金の中でどう割り当てていくかが鍵となります。

固定費とは、売上の増減に関係なく毎月一定の額として発生する経費のことを指します。例えば、家賃や人件費、通信費などがこれに該当します。これらの経費は、ビジネスの規模や活動量に関係なく、一定の額が必要となります。

そのため、整骨院運営にかかる固定費をなるべく低く抑えることは、開業する整骨院の利益を最大化するための重要なステップとなります。固定費を節約するための方法として、リース契約の見直しや、無駄なサービスの削減、効率的な人員配置などが考えられます。

経営者としては、常に固定費の最適化を意識し、ビジネスの健全な運営を目指しましょう。

整骨院運営にかかる変動費の管理のコツ:投資と節約のバランスをどう取るべきか?

変動費とは、ビジネスの売上や活動量に応じて変わる経費のことを指します。例えば、材料費や運送費などがこれに該当します。変動費は、ビジネスの規模や状況によって増減するため、開業する店舗に合わせた適切な投資や抑制の判断が求められます。

売上が増加している時期には、変動費を増やしてさらなる整骨院の成長を目指す「投資」が考えられます。

一方、売上が減少している時期には、無駄な経費を削減して利益を確保する「抑制」が必要となります。経営者としては、常に変動費の動きをチェックし、ビジネスの状況に応じた適切な判断を行いましょう。

整骨院の運転資金の計画方法:3ヶ月〜半年分の余裕をもとう

運転資金とは、企業が日常の事業活動をスムーズに行うために必要な資金のことを指します。この資金は、日々の経営活動において、原材料の仕入れや人件費、家賃、通信費などの経費をカバーするために使用されます。運転資金の管理は、ビジネスの安定的な運営にとって非常に重要です。

特に、不測の事態や突発的な出費が発生した場合、適切な運転資金の確保が企業の存続を左右することもあります。そのため、整骨院開業にあたっては、少なくとも3か月~半年分の運転資金を常に確保しておくことが推奨されています。

この期間の資金を持っておくことで、企業は市場の変動や経営環境の変化に柔軟に対応することができます。

整骨院の開業資金の調達:どのような方法が考えられるのでしょうか?

整骨院を開業する際、自己の資金で賄えない場合、資金調達は大きな課題となります。開業資金の調達方法にはさまざまな選択肢がありますが、それぞれの方法には特徴やメリット、デメリットがあります。ここでは、開業にあたっての主な資金調達方法を3つご紹介します。

① 公的機関からの融資の利用方法とそのメリット
公的機関からの融資(資金調達)は、低金利や無利子、返済の猶予期間が設けられていることが多いのが特徴です。特に、新規開業者を対象とした融資制度が多く、初期投資をサポートするための制度が整っています。整骨院の開業で最初に借入をする先は全額政府出資の金融機関「日本政策金融公庫」が多い傾向にあります。

おおよその目安ですが、預金の3倍の借入ができると言われています。300万円の預金があれば、900万円を借りることができて、合わせて1,200万円で経営をスタートすることができる、ということになります。

② 民間機関での融資の際の注意点とステップ
銀行や信用金庫などの民間機関からの融資(資金調達)は、公的機関よりも柔軟な審査基準を持つことが多いです。しかし、金利が高めに設定されている場合があるため、返済計画をしっかりと立てる必要があります。

③ 親族からのサポートを受ける際のポイントと注意事項
親族や知人からの援助や無利子での借り入れは、手軽に資金を調達する方法として考えられます。しかし、返済の遅れやトラブルが発生した場合、人間関係に影響を及ぼすリスクも考慮する必要があります。
資金調達は整骨院開業の成功を左右する重要なステップです。各方法の特徴や条件をよく理解し、自身のビジネスプランや資金計画に合わせて最適な方法を選択しましょう。

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