今回は、平成26年4月9日(水)、衆議院厚生労働委員会において民主党・長妻昭議員と結いの党・井坂信彦議員が、自賠責保険の不正請求と管理柔道整復師について、関係省庁への質疑を2回に分け、要点を纏めてお知らせ致します。
長妻昭議員
自賠責に対する不正請求の件数はどのくらいですか?
内閣府副大臣兼復興副大臣・岡田広議員
被害者が保険会社をだます意思を持っていることから正確な件数の把握は難しい。
長妻昭議員
朝日新聞の報道によると、接骨院による自賠責への請求が増えた一因には交通事故患者を巻き込んだ不正・過剰請求がある。虚偽の疑いがある請求が増え、厳密な審査もないまま保険金が支払われていると、記事にはあります。
内閣府副大臣兼復興副大臣・岡田広議員
不正請求等による保険金支払いを排除するため、保険会社に支払管理体制等の強化を求め、当該体制等が機能しているか重点的に確認をすることとしております。
長妻昭議員
厚労大臣にお伺いするのですが、さっき申し上げましたようにこの問題は厚生労働省・金融庁・国土交通省の三省にまたがる問題だと思いますが、ぜひ担当者でチームを作ってこれに対してどう対応するのか、検討会を立ち上げていただきたいと思いますが如何でしょうか。
田村厚生労働大臣
柔道整復師の施術所で交通事故専門だというような広告をされること自体が広告可能事項に該当していないのでできませんから、全国都道府県の担当者を集めた会議で指導するようにとお願いいたしました。あわせて関係省庁とどのような形で協力をするかということは検討いたしますけれども、まずは各都道府県でしっかり指導していただきます。
次回は「管理柔道整復師」についてお知らせ致します。
アイワ接骨師会・鍼灸マッサージ師会
新里 雄祐