社内研修に伴う臨時休業のお知らせ

平素よりご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

さて、誠に勝手ではございますが、社員研修に伴い下記日程を臨時休業とさせていただきます。

 

<休業日>  2023年10月3日(火)

<営業開始日>2023年10月4日(水)

 

なお、休業期間中は電話受付も全て停止いたします。
休業期間中にいただきましたメールは、10月4日以降に順次行って参ります。
ご返答までに少しお時間をいただく場合がございますことを、予めご了承ください。

ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 
(2023年8月加筆・修正)
注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や治療を指すものとしてご理解ください。
 

整骨院開業のながれ

柔道整復師が独立し、整骨院を開業する際の流れは、まず事業計画の立案から始まります。整骨院開業の成功の鍵は、しっかりとした計画とその実行にあります。
 
 

整骨院開業の開業プロセスの基本ステップの概要(例の紹介)

 整骨院の開業には計画的なステップが必要です。
 
開業するための事前準備:施術管理者の必要な条件を確認。整骨院開業を考える際、最も重要なのは「施術管理者」の要件を確認。必要な資格や経験を持っているかを確認しましょう。
 
1ヶ月目:市場調査を行い、ターゲット顧客や競合他社を分析。事業計画書を作成し、ビジョンや目標を明確にする。
 
2ヶ月目:整骨院の開業に必要な資金を計画。初期投資の見積もりや月々の運転資金、資金調達方法を検討。
 
3ヶ月目:物件の選定。アクセスの良さや競合との位置関係を考慮し、内覧や契約交渉を進める。
 
4-5ヶ月目:内装デザインを決定し、医療機器や備品を選定・購入。必要な資格や許可の申請手続きを開始。
 
6ヶ月目:スタッフの募集と研修。広告や宣伝活動の計画を立て、ロゴや看板、ホームページの制作を進める。
 
7-8ヶ月目:整骨院の開業に向けての最終準備。施術の練習や模擬受付、開業日の告知活動。
 
9ヶ月目:整骨院の開業。オープニングイベントを実施し、初日の運営をスタート。
 
10ヶ月目以降:日常業務を開始。顧客のフィードバックを収集し、サービスの改善や広告活動を継続。
 
計画的に進めることで、スムーズな開業を目指しましょう。

 
 

開業のための事業計画・ビジネスプランの作成(事業計画の書き方)

 整骨院の事業計画は、ビジネスの方向性や戦略を明確にするドキュメントです。
 
1. イントロダクション:整骨院事業の概要やミッションを簡潔に記述。
 
2. 事業の目的:中長期的なビジョンや具体的な目標を設定。
 
3. 市場分析:ターゲット市場の特定、競合分析、市場の機会を探る。
 
4. 営業・マーケティング戦略:コンセプト/提供する製品/サービスの特徴、価格戦略、宣伝・広告戦略を概説。
 
5. 組織・管理:組織の構造や主要なメンバーの紹介。
 
6. 財務計画:初期投資、収益予測、キャッシュフロー計画を明記。
 
7. 実行計画:主要なステップや期限、リスク管理の策を列挙。
 
8. 結論:事業計画の要点を再確認し、事業の成功への熱意を伝える。
 
 事業計画は、ビジネスのロードマップとしての役割を果たします。定期的な見直しを行い、変化する市場環境やビジネスの状況に応じてアップデートすることが重要です。
 
 

整骨院開業のための資金計画の立案と資金調達の方法を考える(資金繰りなど)

 開業資金計画は、ビジネスの安定運営のための基盤を築くステップです。
 
1. 初期投資の算出:物件の初期費用、内装・改装、機器・備品の購入、初期在庫、ライセンス取得費などをリストアップ。
 
2. 開業後の月々の運転資金の予測:家賃、光熱費、人件費、材料・在庫費、広告・宣伝費などの固定・変動費を計算。
 
3. 収益予測:整骨院の売上の見込みや利益率を基に、収入と支出のバランスを予測。
 
4. 資金繰り表の作成:月ごとの収入と支出を明記し、資金の流れを確認。資金不足のリスクを事前に検討。
 
5. 資金調達の計画:自己資金、銀行融資、投資家からの出資など、整骨院の開業資金の調達方法を検討。
 
 適切な資金計画は、事業の初期段階での資金繰りをスムーズにし、安定した運営をサポートします。計画を立てる際は、現実的な予測を心掛け、余裕を持った資金設計を目指しましょう。
 
 こちらの記事もおすすめです!
 整骨院の開業にかかる資金・費用・運転資金はいくら?必要資金の集め方や相場など
 
 
 

整骨院の開業にあたっての物件選びの要点と考慮すべき点(物件選びのポイント)

 整骨院の開業場所選びは、成功の鍵を握る重要なステップです。
 
1. ターゲット顧客の居住エリア:整骨院の主要な顧客層が多く居住・集まるエリアを特定。アクセスの良さを重視し、公共交通や駐車場の利便性を確認。
 
2. 競合との位置関係:整骨院の密集エリアか、未開拓のエリアかを検討。競合が多い場所では、差別化の戦略が必要。
 
3. 物件の広さとコスト:事業内容に合わせた広さを選び、家賃の予算内で最適な物件を探す。
 
4. 周辺環境:治安の良さや、飲食店、銀行などの便利な施設の存在を確認。
 
5. 将来的な拡大の可能性:整骨院の事業拡大時に物件を変更せずに済むよう、拡張性を考慮。
 
6. 物件の設備と条件:基本的な設備が整っているか、契約条件や更新料を確認。
 物件選びは、患者様の利便性やビジネスの成長を考慮して慎重に進めることが求められます。
 
 

開業する整骨院の物件選びの際には、整骨院レイアウトをイメージしておく(設計・工事)

 整骨院のレイアウト設計は、患者の快適性と治療の効率性を両立させるための重要な要素です。以下に、レイアウト設計と工事における主要なポイントをまとめます。
 

1. 患者の流れを考慮

受付エリア:明るく開放的な空間を作り、患者がリラックスできるようにする。
待合室:座席の配置や雑誌、飲み物の提供など、患者の待ち時間を快適に過ごせる工夫を。
診察・治療室:プライバシーを保護し、静かな環境を確保。
 

2. 効率的なスペース利用

 機器やベッドの配置を工夫し、スタッフがスムーズに動けるようにする。
 必要な機器や備品をすぐに取り出せる位置に配置。
 

3. 安全性の確保

 整骨院に来る患者さまのために滑りにくい床材の選定や、段差のない設計。
 緊急時の避難経路や消火器の設置位置を明確にする。
 

4. 患者さまに快適な環境作り

 自然光を取り入れるデザインや、適切な照明の配置。
 温度や湿度を調整できる空調設備の導入。
 

5. 工事の進行管理

 専門の設計士や工事業者との連携を強化し、整骨院開業にあたり計画通りの進行を確認。
 開業日を考慮し、工事のスケジュール管理を徹底。
 整骨院のレイアウト設計・工事は、患者の満足度向上と効率的な業務運営のための基盤となります。患者の視点を常に意識し、快適で安全な空間作りを心掛けましょう。
 
 

開業する整骨院に導入する医療機器と備品の選び方、購入とリースの比較

 医療機器・備品の選定は、整骨院のサービス品質と患者の安全に直結します。その選定と、購入とリースの選択ポイントを以下にまとめます。
 
1. 必要性と頻度の確認
 開業する整骨院にとって、どの機器や備品が必要かを明確にし、使用頻度を検討。
 
2. 安全性と認証
 国の基準や規格に合致しているか、メンテナンスの容易さを確認。
 
3. 使いやすさ
 スタッフの操作性や研修の必要性、機器のサイズやデザインを考慮。
 
4. 信頼性
 メーカーの評価や使用実績を参考に選定。
 
5. 整骨院に導入する医療機器は? 購入 vs リース
購入のメリット:所有権が得られ、長期的にはコストが抑えられる。税制上の優遇措置を受けられる場合も。
購入のデメリット:初期投資が大きい。機器の陳腐化に対応するための追加投資が必要。
リースのメリット:初期投資が少なく、最新の機器を常に使用できる。故障時のサポートが受けられる場合も。
リースのデメリット:長期的にはコストが高くなる可能性。所有権が得られない。
 
 医療機器・備品の選定には、開業する整骨院の事業の規模や予算、将来的な展望を考慮することが重要です。購入とリース、それぞれの選択にはメリット・デメリットがあるため、整骨院の運営方針や資金繰りに合わせて最適な選択を行いましょう。
 
 


 

整骨院開業申請手続き

柔道整復師として整骨院を開業する際には、必要な許可や申請手続きを適切に行うことが求められます。以下に、主要な手続きのポイントをまとめます。
 

1. 施術管理者の確保

 整骨院を開業するためには、施術管理者として認定される資格を持つ者が必要です。
 施術管理者は、整骨院の施術の品質や安全性を担保する役割を果たします。
 

2. 開業届の提出

 市町村の保健所に、整骨院の開業届を提出する必要があります。
 開業届には、施設の所在地、施術管理者の情報、施設の規模や設備などの詳細が記載されます。
 

3. 施設の検査

 開業届を提出した後、保健所から施設の検査が行われます。
 施設の衛生状態や設備、施術管理者の資格などが適切に準備されているかを確認します。
 

4. 開業許可の取得

 施設の検査が無事に終了し、必要な基準を満たしている場合、整骨院としての許可が下ります。許可が下りた後、正式に整骨院としての営業を開始することができます。
 

5. 定期的な報告や更新

 整骨院としての営業を継続するためには、定期的な報告や許可の更新が必要となる場合があります。
 保健所の指示や要請に応じて、適切な手続きを行いましょう。
 整骨院の開業に関する申請手続きは、患者の安全を守るための重要なステップです。手続きの内容や流れは、地域や時期によって異なる場合があるため、事前に詳しく確認しておくことをおすすめします。
 

6. 療養費請求方法の選定

 療養費の請求方法を選ぶ際には、患者との円滑なコミュニケーションと効率的な手続きを両立させることが重要です。以下に、療養費請求方法の選定におけるポイントを説明します。
 
1. 個別請求
 患者ごとに療養費を請求する方法です。正確な金額を提示し、患者の納得を得やすいですが、手間がかかる場合があります。
 
2. 一括請求
 一定期間ごとにまとめて請求する方法です。請求書の発行回数が少なくて済み、効率的ですが、患者への説明が必要です。
 
3. オンライン請求
 ウェブサイトやアプリを通じて療養費を請求する方法です。患者の便益性が高く、手続きの簡素化が期待できます。
 
4. 保険請求との統合
 保険会社との提携により、療養費を保険請求と同時に行う方法です。患者の負担を軽減し、スムーズな手続きが可能です。
 
 最適な方法は、開業する整骨院の業務スタイルや患者のニーズに合わせて選ぶことが大切です。透明性を保ち、患者の信頼を築きながら効率的な請求方法を採用しましょう。
 
 

柔道整復師として整骨院開業にあたっての整骨院の広告と宣伝の基本原則と戦略の立て方

 効果的な広告と宣伝は、整骨院の知名度向上や新規患者の獲得に貢献します。以下に、整骨院の広告・宣伝戦略のポイントを説明します。
 

1. 開業する整骨院のターゲット顧客の特定

 どの層にアピールするかを明確にし、ターゲット顧客のニーズや興味を理解します。
 

2. オンラインプレゼンスの構築

 ホームページやソーシャルメディアを活用し、院の情報や特典を発信。専用のウェブサイトを設計して信頼感を高めましょう。
 

3. 口コミの活用

 患者の声や体験談を積極的に取り入れ、院の評判を高める。良い口コミが広がることで信頼感がアップします。
 

4. 地域密着のアプローチ

 地域イベントへの参加や地域新聞への広告掲載など、地域とのつながりを強化。
 

5. 無料体験やキャンペーン

 新規患者を引き込むための無料体験施術や初回割引キャンペーンを実施。
 

6. 教育的なコンテンツ

 ブログや動画で、健康情報や予防法を提供。専門知識を発信することで信頼性を高めます。
 

7. プロモーションの多様化

 チラシ、ポスター、メールマガジン、オンライン広告など、複数のプロモーション手段を組み合わせる。
 

8. 効果の測定と改善

 広告戦略の成果を定期的に評価し、効果の高い手法を継続、改善していく。
 整骨院の広告・宣伝戦略は、院の特性や目標に合わせてカスタマイズすることが重要です。地道な努力とクリエイティブなアプローチを組み合わせ、成果を上げるための戦略を進めましょう。
 
 

開業にあたっての保険知識の習得・スタッフ教育・人材採用

 保険知識の習得、スタッフの教育、そして適切な人材の採用は、柔道整復師として、開業する整骨院の運営と患者満足度向上に欠かせない要素です。以下にそれぞれのポイントを説明します。
 

1. 保険知識の習得

 保険請求や健康保険の適用などの知識を持つことは、患者の負担軽減と信頼感の向上につながります。従業員が保険の仕組みを理解し、患者に適切なアドバイスができるよう教育しましょう。
 

2. スタッフ教育

 スタッフには、専門知識だけでなく、接客スキルやコミュニケーション能力も求められます。定期的な研修やトレーニングを通じて、スタッフのスキル向上を図り、質の高いサービスを提供しましょう。
 

3. 人材採用

 適切な人材を採用することは、整骨院の品質と評判を左右します。専門的な知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力やチームワークも重要です。求人広告や面接を通じて、適切な人材を選定しましょう。
 
 これらの要素は、整骨院のプロフェッショナリズムと信頼性を高めるために欠かせません。スタッフが十分に教育され、質の高いサービスを提供できる環境を整えることが、患者の満足度向上につながります。
 
 

開業を成功させるためには?

 整骨院の開業を成功させるには、計画的な準備と継続的な努力が必要です。以下に、開業成功のための鍵をまとめます。
 

1. 開業に対する熱意と情熱

 自身の専門知識と情熱をもって事業に取り組むことが大切です。患者への真摯な対応が信頼を築きます。
 

2. 徹底した事前準備

 市場調査や競合分析を行い、うまくいってる院の調査、ターゲット顧客のニーズを理解。ビジネスプランを練り、リスクを軽減するための対策を練りましょう。
 

3. プロモーションと広告

 効果的な広告とプロモーション活動を通じて、知名度を高め新規患者を獲得します。オンラインプレゼンスも大切です。
 

4. 質の高いサービス提供

 専門知識だけでなく、患者の声に耳を傾けて最適なケアを提供することが大切。患者満足度を高める努力を惜しまないでください。
 

5. 資金計画と効率的な運営

 開業前に資金計画をしっかり立て、開業後の適切な資金繰りを確保。効率的な運営を心掛け、コスト削減や効率改善を進めましょう。
 

6. スタッフの育成と教育

 スタッフの育成と教育に力を入れ、高品質な医療サービスを提供できる体制を整えましょう。
 

7. フィードバックと改善

 開業後も患者からのフィードバックを受けて、改善点を見つける努力を継続。進化する状況に適応しましょう。
 
 開業成功は簡単ではありませんが、計画的な準備と継続的な努力によって実現可能です。自身のビジョンを持ち、患者との信頼関係を築きながら、事業を築いていきましょう。
 
 柔道整復師の整骨院開業を成功へ導くパートナー「開業支援のアイワ接骨師会」
 
 柔道整復師の皆様にとって、整骨院の開業は大きな一歩です。
 アイワ接骨師会は、柔道整復師の皆様の開業をサポートする強力なパートナーです。詳細はアイワ接骨師会のこちらでご確認ください。成功への第一歩を踏み出しましょう。
 

 
 

 
(2023年8月加筆・修正)
注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や治療を指すものとしてご理解ください。
 

柔道整復師業界をとりまく環境の現在の動向とは?

近年、柔道整復師の業界は多岐にわたる変化を見せています。健康志向の高まりやライフスタイルの変化に伴い、多くの人々が自然治癒力を高める治療法や独自の施術方法を求めています。
 
このような動向から、開業する整骨院や整骨院の数は増加傾向にあり、特に都市部では競争が激化しています。また年収も上がりづらい状況の方が増えています。
 
また、EMS治療やSNSを活用したマーケティングなど、新しい技術や戦略の導入が進められており、業界全体が進化を続けています。
 
しかし、一方で整骨院の廃業率も上昇しており、経営の難しさも指摘されています。このような状況を踏まえ、柔道整復師としての独立開業やキャリア、年収アップを考える際には、業界の動向をしっかりと把握し、経営やご自身のキャリアについて適切な戦略を立てることが大切になってきます。
 
 

整骨院経営者の年収の平均はどれくらい?

一般的に、独立開業をすると、年収が上がると思われる方が多いのではないでしょうか。
%nbsp;
整骨院を開業した経営者としての年収は、多くの要因によって変動します。一般的に、独立して開業し、自然にリピート患者様やその紹介が増えるなど成功した場合、柔道整復師の年収は、サラリーマンとして働く場合よりも高くなる可能性があります。
 
しかし、そのような状況になるまでには多くのリスクと日々の努力が大切になってきます。
 
整骨院の経営の成功は、年収のアップにつながりますが、施術技術だけでなく、集客力や経営戦略、地域のニーズの理解など多岐にわたるスキルが求められます。特に、新規の患者様を獲得し、リピーターとして固定の患者様を増やすことは、安定した収入を得て、年収アップのための鍵となります。
 
また、最近のトレンドとして、SNSやウェブサイトを活用した情報発信やオンラインでの予約受付など、デジタルマーケティングの取り組みも重要です。これにより、より多くの患者様との接点を持ち、信頼関係を築くことができます。
 
経営者としての収入(年収)は、経営の規模や地域、施術内容などによって大きく変わるため、一概には言えませんが、成功すれば年収1,000万円以上を目指すことも夢ではありません。
 

開業せずに正社員でいた場合の年収

正社員として整骨院で働く場合、年収は大きく変動することがあります。
 
経験やスキル、勤務地や働く整骨院の規模によっても異なります。
 
一般的に、都市部の整骨院では年収が高くなる傾向がありますが、地方では低めの年収の場合も。また、自分のスキルや経験を活かして、専門的な治療を提供することで、さらなる年収アップのチャンスも。
 

独立開業や自営業を始めた際の平均的な年収

独立して整骨院を開業する際の平均年収については、多くの要因によって異なり、その年収については、正社員の場合よりもさらに大きく差がでてきます。
 
初年度の平均年収は、経験、立地、サービスの質、マーケティング戦略などの要因によって変動します。
 
 一般的に、初めての年には多くの開業者が赤字を出すこともありますが、経営戦略を適切に実施することで、収益を増加させることができ、年収をアップすることができます。成功するためには、適切なビジネスプランの策定や、顧客のニーズに応じたサービスの提供が不可欠です。また、定期的な研修や技術の更新も重要な要素となります。独立開業には成功させるために多くの施策が必要となってきますが、その分大きく年収に跳ね返ってくるのではないでしょうか。
 
一人での整骨院経営では、年収の調整が容易?

一人整骨院を開業した場合、年収の調整がしやすいと言われています。
 
整骨院を開業する際、経営の自由度が高く、自分の働き方や年収を自分で決めることができるのが大きな魅力となっています。
 
特に、一人での開業の場合、経費のコントロールや収益の最適化がしやすく、自分のライフスタイルや目標に合わせて年収を調整することが可能です。一人整骨院を開業した場合、固定経費が少なく、利益率が高くなる傾向にあります。
 
そのため、年収を増やすための戦略や取り組みを自分で考え、実行することができます。整骨院を開業する際の経営について、詳しく知りたい方は、アイワ接骨師会に相談することをおすすめします。
 

複数スタッフのいる院の場合はビジネスの拡大が期待できます

 スタッフを持つ整骨院は、事業の拡大や多様なサービス提供が可能となります。これにより、売上をさらに上げることができ年収アップに繋がります。
 

複数院を経営・開業している場合

 複数院を経営する際、経営効率を向上させるための方法が求められます。複数の院のデータを一元管理することで、効率的な運営が可能となります。この一元管理により、各院のデータを簡単に比較・分析することができ、経営判断の材料として活用することができ、効率的に年収をアップすることができます。
 
さらに、各院間の情報共有もスムーズに行えるため、患者様へのサービス向上や業務効率化にも寄与します。このようなシステムを導入することで、複数の院の経営をよりスムーズに進めることができるでしょう。アイワ接骨師会でも、まとめて療養費を請求できるなど、複数院経営に対応しています。
 
 

整骨院を開業すれば年収1,000万円以上を目指すことは実現可能?

 整骨院を開業すると、自分のビジョンや戦略に基づいて経営を進めることができます。
その結果、十分な努力と適切な経営戦略を持っていれば、年収1,000万円以上を実現することも夢ではありません。
 
 ただし、年収1,000万円以上を得る成功への道は簡単ではなく、経験や知識、そして継続的な努力が必要です。
 
 

売上と利益を把握し、目標を設定する

1.事業の利益とは?収入から必要な経費を引いたもの。
 事業を運営する際、売上だけではなく、経費も考慮する必要があります。そのため、収入から必要経費を差し引いた金額が、実際に手元に残る利益となります。これを理解することは、健全な経営の基本となってきます。
 
 

2.整骨院の売上は、患者様の来院数と治療の平均料金、さらに物販の売上を合算したものです。
売上=患者様数×単価×通院回数です。
整骨院の収益は、どれだけの患者様が来院し、その平均でどれだけの料金を支払ってもらえるかに大きく依存します。さらに、整骨院内での商品販売などの収入も加わり、総売上となります。これらの要素をしっかりと把握することで、経営の方向性を明確にすることができます。
 
 

整骨院の売上を増やすには強みを打ち出すことが重要

整骨院の売上を増やすためには、自院の強みや特色を打ち出すことが重要です。これにより、競合他院との差別化を図ることができます。
 
 

整骨院の売上を伸ばすための鍵は、うまくいっている院の良いところをとりいれ、自院の独自性や強みを明確にアピールすることです。

多くの整骨院が存在する中で、自院を選んでもらうためには、何が違うのか、どんな特長や強みがあるのかをしっかりと伝えることが必要です。そのためにはうまくいってる院の良いところを取り入れることが大切です。その強みを前面に打ち出すことで、患者様の信頼を得やすくなり、結果として売上向上につながります。
 

整骨院の利益や売上は、開業する前の準備段階で形成されます。

整骨院を開業する際、事前の計画や準備がしっかりと行われているかどうかが、後の売上や利益に大きく影響します。適切なリサーチや戦略の策定、そして資金計画など、開業前の段階での取り組みが成功の鍵となります。
 

開業を成功させている先生の多くは、事前にしっかりとした目標設定を行っています。

 ここでの目標設定とは「KGI・KPI・KDI」の3つを指します。
 開業前に作成した事業計画が「絵に描いた餅」にならないようにするためには、KGIとKPIの達成が不可欠です。そのために明確にしなければならないのが、KDI=「どのような行動をするのか」です。
 
KGI:ビジネスの最終目標を定量的に評価するための指標。売上高や粗利益などがこれにあたります。
 
KPI:KGI を達成するための各プロセスが適切に実施されているかどうかを定量的に評価するための指標
 
KDI:KPI の実現のために行う行動計画を計測する数値。施策・行動を見える化をしたもの。
 
 これらを達成するためにはレセ枚数でや、新患、再診、離反者数の年齢、性別、職業別でデータを仕分けて分析していく必要があります。
 
 一店舗の場合、このような目標設定に付随する数値管理や分析はスタッフが入ってから始めればいいという考えの先生がいらっしゃいますが、それは間違いです。
 
来てくれた患者様にまた来院していただくための仕組み作りとそのために必要な数値管理は、一店舗経営でも複数店舗経営でも大きな違いはありません。「数字が苦手だ」という先生でもアイワ接骨師会が、経験豊富な専門家からのアドバイスや情報提供などしっかりサポート。整骨院経営の成功への道をサポートします。
 

整骨院の収益を増やすためには、自費診療のメニューを取り入れることが大切です。

 健康保険の範囲外の治療やサービスを提供することで、患者様のニーズに応じた多様な選択肢を提供することができます。このような自費診療メニューは、整骨院の収益源として大きな役割を果たし、患者様からの信頼や満足度向上にも寄与します。患者様のニーズは主に患治・根治・予防にあります。そこに対して再現性や生産性の高いメニュー開発をする必要があります。
 
 

失敗しないために開業前にやっておきたいこと

 成功する整骨院とそうでない整骨院の違いは、開業前の計画や取り組みにあります。しっかりとしたリサーチ、資金計画、そして市場分析など、開業前に行うべきことは多岐にわたります。これらの事前準備を怠ると、後々の経営に大きな影響を及ぼす可能性があります。
 

事業計画を立てる

 事業計画は、整骨院の方向性や目標を明確にするための重要なツールです。市場の動向、予想収益、必要経費などを詳細にまとめることで、リスクを最小限に抑えながら効果的な経営を進めることができます。
 

開業後の運用費を含めた資金の準備

 整骨院を開業する際、日常の運営費や予期せぬ出費に備えて、充分な資金の確保が欠かせません。
 
 開業初期は収入が不安定な場合が多いため、年収にもバラつきが出てくることもあります。適切な資金計画を立てることで、経営の安定を図ることができます。また、突発的な出費や設備投資など、開業後に必要となる資金も考慮して、余裕を持った資金計画を策定することが重要です。
 
 

まとめ

 整骨院を開業・経営する際のポイントや注意点を詳しく解説しました。成功するための準備や戦略の策定は、経営の安定と成長に直結し、ご自身の年収にも関わってきます。。これらの情報を参考に、より良い整骨院経営を目指してください。
 

 

アイワ接骨師会なら、経営のノウハウや多岐にわたる知識を得ることができます。

 整骨院の経営や業界の動向、専門的なスキルや知識を深めたい方には、アイワ接骨師会がおすすめです。経験豊富な専門家からのアドバイスや情報提供を通じて、目標年収の達成など整骨院経営の成功への道をサポートします。
 

柔道整復師の整骨院開業を成功へ導くパートナー「アイワ接骨師会」

 柔道整復師の皆様にとって、整骨院の開業は大きな一歩です。
 
 アイワ接骨師会は、柔道整復師の皆様の開業をサポートする強力なパートナーです。経営のノウハウを知りたい、もう少し年収を上げたいなどご相談があれば、詳細はアイワ接骨師会のこちらでご確認ください。成功への第一歩を踏み出しましょう。
 

(2023年8月加筆・修正)
注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や治療を指すものとしてご理解ください。

整骨院を開業する際の資金、具体的にはどれくらい必要?

整骨院を開業する際の資金は、多くの要因によって変動します。しかし、整骨院の開業資金に関する不安を解消するために、平均的な開業資金の相場や必要な費用を知ることは非常に重要です。
 
 

整骨院の開業に向けての初期投資、どのようなものが考えられるか?

整骨院を開業するためには、店舗資金や医療機器の費用、広告宣伝費など、さまざまな費用が発生します。これらの費用をしっかりと計画し、適切な資金を確保することが開業の成功の鍵となります。
 
 

1. 整骨院を開業する店舗の物件選びと資金:物件の広さが資金にどのように影響するのかを解説

整骨院を開業する際、最も大きな出費の一つが店舗の資金です。特に、物件の広さは資金の必要額に大きく影響します。例えば、広い物件を選ぶと家賃が高くなり、内装や設備のコストも増加します。

一方、狭い物件は初期投資を抑えることができますが、将来的に開業した整骨院が拡大する際の制約となる可能性があります。物件の広さを選ぶ際は、開業のビジョンや目標、将来の展望を考慮しながら、適切な広さとコストを見極め、資金を準備することが重要です。

整骨院の物件を契約する歳には、平均的には、物件の広さに応じて100〜150万円の資金が必要とされています。
 
 

2. 治療機器の選び方:新品と中古、中古にするか否か?

整骨院を開業する際、治療に必要な物療機器の購入は大きな出費となります。新品の医療機器は高価であるため、限られた資金の中で、初期投資を抑えるために中古医療機器を活用することが考えられます。

整骨院に使う中古医療機器は、新品に比べて価格が手頃でありながら、品質や機能面での問題が少ないものも多いです。

そのため、開業する店舗に合わせた、適切な中古医療機器を選ぶことで、200〜300万円程度の費用で高品質な機器を導入することが可能です。しかし、中古医療機器を選ぶ際は、機器の状態や保証内容をしっかりと確認することが重要です。これらをしっかりと見極めることで、必要とする資金を抑えることが可能です。
 
 

3. 整骨院に集客するための広告宣伝費の適切な設定方法:効果的な宣伝を行うためのポイント

整骨院の広告宣伝費は、ビジネスの成功に直結する重要な投資です。そのため、費用対効果をしっかりと意識することが求められます。15〜50万円の広告予算を考える際、どれだけのリターンが期待できるのか、またその効果をどのように測定するのかを理解することが大切です。

特に、ROAS(Return On Advertising Spend)という指標を活用することで、投入した広告費に対してどれだけの整骨院の売上が得られたかを把握することができます。この数値が高ければ、広告の費用対効果が高いと評価できます。

適切な広告戦略を立て、常に費用対効果を最適化することで、限られた資金の中で、より多くの顧客を獲得し、ビジネスの成長を実現できます。
 
 

開業する整骨院の運転資金の一覧、月々の経費はどれくらいか把握する

運転資金は、整骨院の日常業務をスムーズに進めるための資金です。家賃や人件費、通信費など、さまざまな費用が含まれます。

整骨院運営にかかる固定費
これらの費用は、整骨院事業の規模や売上に関係なく、一定の期間ごとに発生する費用です。
①地代・家賃
②人件費(固定給の場合)
④リース代
⑤組合費・保険料
③通信費(固定料金の場合)

整骨院運営にかかる変動費
これらの費用は、整骨院事業の規模や売上に応じて変動する費用です。
②人件費(売上に応じたボーナスやインセンティブの場合)
③通信費(使用量に応じた場合)
⑥仕入費用
⑦水道光熱費
⑧消耗品費
⑨宣伝・広告費
⑩その他(特定のイベントや状況に応じて発生する費用)

注意点として、一部の費用は固定費と変動費のどちらにも該当する場合があります。例えば、人件費や通信費は、契約内容や使用状況によって固定費としても変動費としても扱われることがあります。具体的な契約内容や実際の運営状況に応じて、適切に分類することが重要です。


 
 

開業する整骨院の固定費を見直し、経費を抑えよう

ビジネスを運営する際、固定費は避けられない経費の一部です。限られた資金の中でどう割り当てていくかが鍵となります。

固定費とは、売上の増減に関係なく毎月一定の額として発生する経費のことを指します。例えば、家賃や人件費、通信費などがこれに該当します。これらの経費は、ビジネスの規模や活動量に関係なく、一定の額が必要となります。

そのため、整骨院運営にかかる固定費をなるべく低く抑えることは、開業する整骨院の利益を最大化するための重要なステップとなります。固定費を節約するための方法として、リース契約の見直しや、無駄なサービスの削減、効率的な人員配置などが考えられます。

経営者としては、常に固定費の最適化を意識し、ビジネスの健全な運営を目指しましょう。
 
 

整骨院運営にかかる変動費の管理のコツ:投資と節約のバランスをどう取るべきか?

変動費とは、ビジネスの売上や活動量に応じて変わる経費のことを指します。例えば、材料費や運送費などがこれに該当します。変動費は、ビジネスの規模や状況によって増減するため、開業する店舗に合わせた適切な投資や抑制の判断が求められます。

売上が増加している時期には、変動費を増やしてさらなる整骨院の成長を目指す「投資」が考えられます。

一方、売上が減少している時期には、無駄な経費を削減して利益を確保する「抑制」が必要となります。経営者としては、常に変動費の動きをチェックし、ビジネスの状況に応じた適切な判断を行いましょう。
 
 

整骨院の運転資金の計画方法:3ヶ月〜半年分の余裕をもとう

運転資金とは、企業が日常の事業活動をスムーズに行うために必要な資金のことを指します。この資金は、日々の経営活動において、原材料の仕入れや人件費、家賃、通信費などの経費をカバーするために使用されます。運転資金の管理は、ビジネスの安定的な運営にとって非常に重要です。

特に、不測の事態や突発的な出費が発生した場合、適切な運転資金の確保が企業の存続を左右することもあります。そのため、整骨院開業にあたっては、少なくとも3か月~半年分の運転資金を常に確保しておくことが推奨されています。

この期間の資金を持っておくことで、企業は市場の変動や経営環境の変化に柔軟に対応することができます。
 
 

整骨院の開業資金の調達:どのような方法が考えられるのでしょうか?

整骨院を開業する際、自己の資金で賄えない場合、資金調達は大きな課題となります。開業資金の調達方法にはさまざまな選択肢がありますが、それぞれの方法には特徴やメリット、デメリットがあります。ここでは、開業にあたっての主な資金調達方法を3つご紹介します。

① 公的機関からの融資の利用方法とそのメリット
公的機関からの融資(資金調達)は、低金利や無利子、返済の猶予期間が設けられていることが多いのが特徴です。特に、新規開業者を対象とした融資制度が多く、初期投資をサポートするための制度が整っています。整骨院の開業で最初に借入をする先は全額政府出資の金融機関「日本政策金融公庫」が多い傾向にあります。

おおよその目安ですが、預金の3倍の借入ができると言われています。300万円の預金があれば、900万円を借りることができて、合わせて1,200万円で経営をスタートすることができる、ということになります。

② 民間機関での融資の際の注意点とステップ
銀行や信用金庫などの民間機関からの融資(資金調達)は、公的機関よりも柔軟な審査基準を持つことが多いです。しかし、金利が高めに設定されている場合があるため、返済計画をしっかりと立てる必要があります。

③ 親族からのサポートを受ける際のポイントと注意事項
親族や知人からの援助や無利子での借り入れは、手軽に資金を調達する方法として考えられます。しかし、返済の遅れやトラブルが発生した場合、人間関係に影響を及ぼすリスクも考慮する必要があります。
資金調達は整骨院開業の成功を左右する重要なステップです。各方法の特徴や条件をよく理解し、自身のビジネスプランや資金計画に合わせて最適な方法を選択しましょう。
 
 

柔道整復師の整骨院開業を成功へ導くパートナー「アイワ接骨師会」

柔道整復師の皆様にとって、整骨院の開業は大きな一歩です。アイワ接骨師会は、柔道整復師の皆様の整骨院の開業をサポートする強力なパートナーです。今回のコラムのような「資金」についてのお悩みについてもしっかりとサポートいたします。詳細はアイワ接骨師会のこちらでご確認ください。成功への第一歩を踏み出しましょう。