創業の精神

SPIRIT

アイワの成り立ち

AIWA

業界環境の過渡期に対して

規制緩和により養成学校が一気に増え、整骨院乱立の時代となったのです。
広告規制の問題、不正請求の問題などに対して業界が潰れる事になってはいけないと考え、勉強会方式のセミナーを開催するようにしました。
これは知っていて悪い事をやっているのは罰せられるべきですが、知らずに不正請求となっているケースがあったからです。実は、その時代には学校では健康保険などの取り扱いを教えていなかったのです。
なので起こるべくして起こった不正請求や、返戻の取り扱いが多くなったのです。
正しい知識を得て、きちんと施術をし、請求をする事を啓蒙することが非常に重要な時代となってきました。

きっかけは私のお願いを聞いて頂けなかった事からでした

時が過ぎて、運営・経営が軌道に乗り始めた時に次の課題が現れました。
毎月末日に加盟していた団体から入金がありましたが、末日の引き落としや支払いが多く、店舗が増えるとともに件数が多くなりました。それに伴い、末日入金・末日支払いが対応できなくなりました。
そこで団体に「末日入金を前倒ししてもらえないか」と、お願いをしてみました。

回答は、「それは申し訳ないがご期待に沿えません」でした。

このままでは黒字倒産

当時、鍼灸整骨院を始めたばかりの私は治療家としても動き出したばかりでしたが、経営者としても舟を漕ぎ出したばかりでした。

2人の船出のころは大きな問題は特にありませんでしたが、業界独特のキャッシュフローの悪さに苦労をしていました。

家賃や給与が出ていくばかりで、保険者からの入金が半年経っても入ってこないような状況でした。
このままでは黒字倒産してしまうと焦る毎日でした。
そこで、立替払いをしてくれる団体に入会してお世話になる事に決めました。やっとこれで倒産しなくて済むと安心する事が出来ました。

団体はありがたいな、と心の底から思った時期でした。

同じ悩みで苦労している経営者は多いはず

それなら、そのサービスを作ったら喜ばれるはずと考え、団体を作る事にしました。
この瞬間に「アイワ接骨師会」がスタートしました。団体運営に関して最初からすべてを知っているわけではなかったので、まずは直営院でサービスと運営を固める事となりました。
まずは私が理想とする入金サイクルがあったので、そのサービス設計からでした。
毎月レセプトを8日必着にして、15日後の23日に着金するという「15日後払い」を作ることからでした。
これは25日や末日の給与や経費の支払いに対して、十分に対応可能な日数を確保する最速プランでした。
このサービスにより、キャッシュフローに課題を抱える経営者には喜ばれると確信して、外部会員に提供する事としました。

時代の変化とともに顧客ニーズに応えていく

私の予想は見事に的中し、アイワ接骨師会に入会する会員は順調に増えてきました。
そうなると、過去の私の様な要望が出てきました。
「どうせなら鍼灸師会もマッサージ師会も作ってほしい」という顧客ニーズでした。
私はすぐに鍼灸とあん摩の会を作る事にしました。これは私が団体にリクエストした時のように、変化する時代に合わせて顧客のニーズに応えていく事が大切だと考えたからです。