接骨院が会に所属するメリット・デメリット

患者さんに喜んで頂く為に技術を磨くことが大切。煩雑な事務作業はアウトソーシングがいい。

大窪税理士事務所は、一切に営業活動をしていないのに、顧問の依頼が後を絶たない。理由は、「顧問先に喜んでいただけるサービスを心がけてきたから。」これまで多くの顧問先を見てきた大窪先生に、接骨院経営を成功させる秘訣をお聞きした。

大窪税理士事務所の紹介

最初に、自己紹介をお願いします。
大窪税理士事務所の大窪俊治です。当事務所は、大手法人から個人まで幅広く相談をお受けしています。少し変わっているのは、一見様お断りの税理士であるということです。しかし、敷居を高くしているわけでなく、顧問先は直接お会いして信頼できる経営者に限らせていただいていることが理由です。
驚かれるかもしれませんが、当事務所はホームページもありませんし、電話帳に広告も出していません。ですから、現在の顧問先はすべて顧問先からの紹介でお付き合いを始めています。
営業をなさっていないということですか?
営業はしていません。顧問先を増やすことが目的ではなく、誠実な経営者を支援することが仕事だと考えています。
税理士ですが、税務の相談を受けるよりも、経営者の相談全般をお聞きしています。ですから、難しい経営数字を出して顧問先を分析したりもしませんし、節税のために保険の加入を勧めることもありません。
経営者の仕事は大きく言えば、売上を上げて、キャッシュフローを管理することです。そのために必要なのは、自社の提供している商品やサービスがお客様に喜ばれ、お客様を幸せにするものであり続けるということです。
お客様を幸せにするためには、経営者の考え方が大切です。目先の儲けに目がいくと、長期的に繁栄する会社にはなりません。ですから、私は経営者の考え方を重視して顧問を引き受けています。顧問を引き受ければ、経営者の味方として相談に乗り、アドバイスをします。当事務所の顧問先は、優良な会社ばかりだと言えます。

患者さんと心のつながりがある接骨院は必ず売上が上がる

なるほど。このインタビューをご覧になっているのは、接骨院を経営している方々になります。多くの業界や経営者をご存知の先生から見て、接骨院の経営で重要になるのはどんなことでしょうか?
接骨院を開業する柔道整復師(以下:柔整師)は、技術を極めようと考える人が多い傾向にあります。技術を極めるのは大切なことです。
しかし、接骨院といえども、サービス業です。自分の極めた技術が患者さんのためになっているかどうか、自己満足になっていないかどうかを常に自問することが大切です。長く経営をするためには、自分の考えがスタッフにも伝わるような教育も必要です。目先の収益ばかりを気にすることなく、お客様に喜ばれようとする姿勢が売上を上げます。
とは言っても、開業当初は目先の売上が気になると思いますが?
その通りだと思います。しかし、目先の売上を追いかけてサービスの質が悪いとお客様は来ていただけなくなります。
それよりも、目の前のお客様を喜ばせようとする姿勢を持ち続けることで、売上がついてくる例をいくつも見てきました。接骨院に来院される患者さんは、体を治したいと思うと同時に、心のケアも求めていると思います。
患者さんと心のつながりがある接骨院は必ず売上がついてきます。経営者として気をつけなければならないのは売上よりもキャッシュフローです。

保険請求の入金スパンは平均3.2~3.5ヶ月。キャッシュフローを安定させるために、会に所属する方がいい。

キャッシュフローを気にするとは、具体的にはどういうことになりますか?
治療をしてから保険請求をして入金までのスパンを計測すると、接骨院の場合、平均して3.2~3.5ヶ月となります。ということは、開業資金だけでなく、入金までの運転資金を確保しておかなければならないということです。それだけではありません。レセプトに不備があれば返戻になり、さらに入金が遅れます。
また、各保険団体からの入金確認の手間は膨大です。未集金を放置した場合、支払いは受けることができないのに、売掛金として計上されるので税金は支払わなければならなくなります。
効率的にキャッシュフローを管理する方法はありますか?
アウトソーシングすることです。具体的に言えば、アイワ接骨師会のような会に参加することをお勧めします。
別にアイワ接骨師会でなくても構いませんが、どこかの会に所属することで、煩雑な事務処理作業が軽減されます。また、診療報酬の支払いも早くなりますので、キャッシュフローを安定させることもできます。こんな話をすると、手数料を払いたくないという人がいます。しかし、柔整師の仕事は技術を磨き、患者さんを喜ばせることです。事務作業に追われて、サービスの質を向上させることを怠ると、長い目で見た時にマイナスになります。ならば、スタッフを採用すればいいと考えるかもしれませんが、給料と手数料を比較したらどちらを選択するべきかはお分かりになると思います。仕事に不手際があり、スタッフに厳しく言えば辞めてしまいますが、万が一の時は、アイワ接骨師会には電話をして文句を言うこともできます(笑)。

技術を磨く時間を作るために、事務作業はアウトソーシングする方がいい。

では、改めて会に所属することのメリットを教えてください。
大きくは4つになります。
① 回収のタイミングが早くなる
開業当初は、手元にキャッシュがありませんから、回収のサイクルが早まることが大きなメリットです。
② 事務作業が大幅に軽減される
やってみればわかりますが、診療請求は大変な作業です。会に代行してもらうことで、事務作業が大きく軽減されます。また、チェック機能がありますので、返戻のリスクを軽減することもできます。
③ 入金チェックの手間が省ける
接骨院の場合、患者さんの数だけ入金先があると考えてください。すべてをチェックすることは実質的に不可能です。医者や歯医者は社会保険と国民健康保険の2箇所からの入金になりますが、接骨院の場合、会に所属しないと入金のチェックは現実的にできないと考えても過言ではありません。
④ 知識が補完できる
法律が変わったり、最新の業界動向は自分では入手できません。会に所属することで、問い合わせれば最新の情報を入手することもできます。

アイワ接骨師会の新里さんにお聞きします。社内ではどのような体制になっているのですか?
現在、私を含めて7名のスタッフで対応しています。レセプトチェックの複雑さに合わせて、社内基準でレベル1から3までの区分をしています。チェックするスタッフの習熟度に合わせて、仕事が分担されます。また、人間が行うことなので、ケアレスミスを防ぐために2~3名で複数チェックをしています。

会に所属しないことで、最も大きなデメリットは何でしょうか?
なんと言っても、事務作業に追われて、患者さんを喜ばせるという本来の仕事に費やす時間が減ってしまうということです。餅は餅屋に任せて、本業に集中するというのは、どんな仕事にも共通することです。
所属しないことでのメリットはありますか?
手数料を支払う必要がないということになると思いますが、手間を考えれば、会に所属しないメリットは思い浮かばないですね。
実は、アイワ接骨師会を設立する前、直営店は会に所属しないで、レセプトの処理をしていたことがあります。すでにお話したように、事務処理と入金チェックが出来ず、会に所属することを勧めたのは私です。ところが、入ってみると会によって対応の違いがあることがわかり、会を変えたこともあります。
アイワ接骨師会は、自社が苦労したこと、会員として不満足だったことを解消するために設立されたという経緯があります。

会を選ぶポイントは、入金サイクル、料金、対応、情報発信力

どのような基準で会を選べばいいでしょうか?
ポイントは4つあります。
① 入金サイクルが早いこと
回収サイクルが早い会が好ましいと言えます。また、経営が安定すれば手数料が安くなるサイクルを利用してもいいと思います。回収サイクルのメニューが豊富な会を選ぶことで、経営状態に対応しやすくなると思います。
② 料金が安いこと
手数料は安いに越したことがありません。回収サイクルと合わせて会を比較すればいいと思います。
③ 対応がいいこと
最初は慣れないことも多いでしょうから、親切に対応してくれる会がいいと言えます。会員さんのことを把握して的確な回答をしてくれる会がいいと言えます。
④ 情報発信力
トラブルへの対応方法を教えてくれるということです。接骨院の経営をしていると、患者さんとのトラブルが避けられません。万が一の時に、どう対応すればいいのかを聞くことができる会に所属する方がいいですね。

アイワ接骨師会が情報配信に注意している点を教えてください。
各市区町村で支払いの仕組みが違いますので、会員さんがいらっしゃる管轄部署にはすべて確認をして、書式を把握しています。
もちろん、仕組みに変更があった場合は、会員さんにお知らせします。また、こちらにいただいたレセプトに記載間違いがある場合は、丁寧にフィードバックしています。電話で会員さんに指示をするのではなく、見本を記載してFAXを流して理解していただけるような体制にしています。
他のお問い合わせにも、担当者を設けています。私がいる場合は、私が対応させていただきますが、外出中でも専門スタッフが対応させていただいています。

ちなみに、悪い会というのはあるのでしょうか?
以前の経験で言えば、会費は引き落とすけれど、入金処理が悪い会がありました。キャッシュフローをよくするために入会しているのに、残高がマイナスになるというようなありえないことが起こりました。また、問い合わせると「書類に書いています。」と返答する会も、対応がいいとは言えません。
最近では、個人情報保護法を逆手にとって、回答をごまかす会もありました。法律は守るものです。しかし、法律を守った中で誠意のある回答をしてくれる会に所属する方がいいでしょう。

お問い合わせについてはどのように対応なさっていますか?
ご説明の資料はわかりやすさを心がけていますが、「書類に書いています」なんてことは口が裂けても言いません(笑)。
仮に書いてあっても、読んでいただいているか、理解していただいているかは別の話です。ですから、ご理解いただくまで丁寧にお話をします。
また、入会いただく際のご説明やお問い合わせに注意しているのは、専門用語を使わないということです。会員さんにとっては、夢を実現させるお仕事ですから、私たちもそのつもりでお付き合いをしています。

最初に入った会を継続する方がいいでしょうか?
まずは、どのような会なのか入会する前に調べる必要があります。たいていは電話の対応でわかります。万が一、間違った会に入ってしまったら、即座に会を変えるほうがいいと思います。

会員の方を喜ばせることを心がける会に入ることが大切

最後に、長く安定した経営を続けるために、接骨院にアドバイスをお願いします。
経営の原点は社会貢献です。周りの人を喜ばせ、幸せにすることが会社の繁栄につながります。売上は後からついてきます。私自身、開業してから何ヶ月も顧問先を獲得できないこともありました。それでも、お会いする人を喜ばせようと心がけた結果、人のやさしさに触れることになりました。
目先の儲け主義に走らずにコンプライアンスを遵守することが大切だと思います。ですから、ご自身の経営姿勢に合った、会員の方々を喜ばせることを心がけている会に入ることが大切だと思います。
アイワ接骨師会には、これからも会員の方々を喜ばせて、よい影響を与えるような情報の発信を期待しています。

大窪先生、本日はありがとうございました。
※ 取材日時 2011年12月

接骨師会・柔道整復師会のアイワは開業を応援します


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